今年はこんな記事から書き始めてみます。
1月1日、マンハッタンとブルックリンを自転車初乗りしてきました。今までずっとメトロだけで移動してたのが、あまりにももったいないくらい快適でした。もしNYに住むことがあれば、シティ内の移動は絶対に自転車にすると思います。僕は東京都内の移動も7割は自転車なのですが、電車にしか乗らないと街の距離感がわからず、実際より広く感じてしまいます。面倒でも自分の足で進むと、道も覚えるし、面白いお店や景色など新しい発見もあるし、なにより街の小ささに驚きます。
世界を代表するマンハッタンの街は、ものすごく狭かったです。
この気持ちよさを体験してみたい人はたくさんいると思うので、シェアバイクの利用方法を詳しく書いていきます。
シティバイクとは?
シティバイク(Citi Bike)とは、2013年5月からシティバンクのスポンサーにより本格的に始まった自転車乗り捨てプログラム。無人のステーションでクレジットカードを切るだけで、自転車を借りて他のどこのステーションにも乗り捨てることができます。2013年6月現在で自転車台数6000台、ステーションは300以上あります。
料金プラン
ホームページを確認するのが手っ取り早いですが、ここでも簡単に説明します。
プランは以下の通り。
年間契約プラン(Annual Membership) | $149+ tax | 45分まで追加料金なし |
1週間プラン(7-Days Access Pass) | $25 + tax | 30分まで追加料金なし |
24時間プラン(24-Hours Access Pass) | $9.95 + tax | 30分まで追加料金なし |
それぞれ、はじめに$101のデポジットが取られます。これは、自転車の保証金なので問題なく返却すれば戻ってきます。僕は24時間プランにしました。街にはあちこちにステーションがあるので、30分以内にドックにガチャッとはめれば追加料金はありません。つまり、うまく使えばたった$10ドルで24時間自転車乗り放題ということです。
30分を超えると、30-60分は$4、60-90分は$13、それ以降は毎30分ごとに$12ドルの追加料金が自動でクレジットカードに課せられます。
レンタルの方法
①Citi Bikeステーションを見つける
まずはステーションを見つけましょう。通りをぶらぶらしていると、割と頻繁に目に入ります。また、Webサイトやスマホアプリで場所を確認することもできます。
ステーションの端には必ず写真にある自動販売機のようなものがあります。ここでクレジットカードを切ったり、ロックを解除するためのコードを取得したりします。
②アクセスパスを購入
クレジットカード(デビットカードでも可)を用意します。はじめは、「Get a Bike」を押します。
欲しいパスと、購入数を決めます。24時間1人分なら「24-Hour Passes 1Pass」でいいですね。
18歳以上でないとパスは買えません。また16歳以上でないと自転車に乗れません。18歳以上であれば「Adult」を押します。もし自転車に乗る人が16歳以上18歳以下であれば「Minor」を押します。
そして、クレジットカードを挿入してすぐに抜きます。支払いにギフト券の利用の有無などが聞かれますが、基本は無いので無視して「▶」を押します。
電話番号や、住まいの郵便番号などが聞かれますが、アメリカの番号があればそれを入力、無ければ+81をつけた日本の番号と、国番号、81の入力でOKです。
1回の利用が30分以内なら追加料金はなし、それ以上なら追加料金が発生しますよ、それでもいいですか?と聞かれます。「Yes」を選択します。
デポジット(保証金)が$101かかりますよ、それでもいいですか?と聞かれます。Yesじゃないとレンタルできないので「Yes」を選択します。
最後に、免責事項等を承認する画面が出ます。ここでも承認の「Accept」を選択します。
そして、やっと5桁のロック解除コードが発行されます。これは5分間だけ有効なコードです。もし万が一5分経っても、新規でコードを発行すれば大丈夫です。
好きな自転車を選んだら、その横に写真のようなボタンがあるので、それを押してロックを解除します。上の例の場合、「22313」と押します。そうすると、緑のライトが点灯してロックがはずれます。もし赤のライトが点灯した場合は、機械の故障か何かの手違いです。これに関しては、あとで説明します。
無事、ロックを解除して自転車を借りることができました!これで、次の30分以内にどこかのステーションに自転車を返せば追加料金は発生しません。ニューヨークの街乗り開始です!
2回目以降、新規ロック解除コードを発行する場合
2回目以降は、Get a Bikeではなく、「Request New Ride Code」を選択します。
そして、支払いに使ったのと同じクレジットカードを挿入して抜けば、また新しい5桁のロック解除コードが発行されます。何度も言いますが、借りてから30分以内に返せば、追加料金は発生しません。新規コードは、同じステーションであっても返却してから2分経てば発行することができます。つまり、30分以内にどこかのステーションに返却、2分休憩、新規コード発行、同じ自転車を借りて再出発ということができるわけです。
ステーションには、必ず周辺の地図があるので、次のステーションに狙いをつけてから行くのがいいです。
コードが発行されない、ロックが解除できないなどの問題が起きたら
いくつかのステーションでは、コード発行やロック解除がうまくいかないこともありました。クレジットカードが無効と言われたり、解除コードを入力してもロック解除できないなどの問題が起きたときの解決法は3つ。
①2分後にもう一度新規コードを発行して、それで試す。
②少し歩いて、違うステーションで試す。
③カスタマーサービスに電話する。
特に、ロック解除ができないときは、根気よく数回コードを発行するとうまくいきました。また、クレジットカードが無効と言われてしまうときは素直に少し歩いて違うステーションに行くのがいいです。
試しにカスタマーサービスにも電話してみましたが、意外とすぐにつながりました。本当に困ったときは、電話してみるのもいいかもしれません。
夢の疑似体験。自転車でしか味わえないとっておきの雰囲気がたまらない
ニューヨークを自分のロードバイクで毎日駆け抜けることは、僕の夢の1つです。自転車はちょっと不格好でも、ブルックリンブリッジを渡ったり、マンハッタンを駆け抜けたり、夢の疑似体験ができました。
以前「日本人の詩的なニューヨーク観」という記事で、「外の人」が見るニューヨークへの憧れ、興奮、異常なまでに詩的な感情を持ち続けていたいと書きましたが、シティバイクはまさに「外の人」の興奮を楽しめました。同時に、何年後かにロードバイクで駆け抜けている「中の人」の自分もイメージしてました。
訪日外国人がどんどん増加している今、日本でも東京をはじめとしてどんどんシェアバイクが普及していくといいなーと思います。この体験は、多くの人がするべきだなと。シティバイク、おすすめです。
Citi Bike | Your bike sharing system in New York City
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