ボラカイ島とは
ボラカイ島は、セブやボホール島と並ぶフィリピン屈指の観光地。セブやボホールは6年前に行ったので、今回はボラカイに行きました。
ボラカイ島は世界のベストビーチにも選ばれるほど白砂と透き通る海が魅力で、全長4kmものホワイトビーチを有するフィリピン屈指のリゾート。小さな島ながら美しいビーチがたくさんあります。HIS関西版
2012年には、アメリカの旅行雑誌『トラベル+レジャー』によって、世界最高の島と評価された。
1990年ごろまではボラカイ島はいくつかの集落(バランガイ)に地元民が住むだけの一種の秘境で、バックパッカーら旅行客は自分用の飲み水を持ち込み、美しいビーチにキャンプを張り、夜の明かりはキャンプファイアーだけという状況だった。1990年、BMWのトロピカル・ビーチ・ハンドブックの投票で「世界最高のビーチの一つ」という結果になり、イギリスのテレビなども世界の熱帯のビーチのナンバーワンだと激賞した。その後ボラカイ島には電気と水道がパナイ本島からつながり、国際的な観光地へと発展していった。Wikipedia
ボラカイ島の上陸規制について
知っている方もいるかもしれませんが、オーバーツーリズムによる海洋汚染が原因で、ボラカイ島は上陸規制がされています。
フィリピン「ボラカイ島」、オーバーツーリズム回避でクルーズ船の乗入れ規制、年内に4回の閉鎖期間を設定
米・旅行産業ニュース「スキフト」によると、フィリピン政府がオーバーツーリズム対策で「ボラカイ島」へのクルーズ船乗り入れ規制を強化。この春は4月24日から5月末まで閉鎖の予定。
2019年は年4回に渡って閉鎖期間を設けるそうです。確かに想像以上に人が多く、オーバーツーリズムを肌で実感しました。
ボラカイ島への行き方
空港でホテル行きの移動手段を手配
最も簡単な方法は、マニラなど主要な空港から、カティクラン(ボラカイ)空港に飛ぶこと。今回はクラーク国際空港から飛びましたが、カティクラン空港行きがありました。カティクラン空港は、パナイ島という別の島にあります。
空港まで来れば、たくさんの旅行業者がボラカイ島行きのボートやバスを運航しているので、彼らに頼るのが最も手っ取り早いです。正直それ以外の方法だと、逆に時間と労力がかかりそうだったのでおすすめしません。
空港カウンターで手配すると、空港からホテルまでの送迎がPHP700でしたが、空港の外に出ると全く同じ業者でPHP550で手配できました。こういう場合は、ちょっとひねくれて安い方法を少し探してみるのは鉄則ですね。
バンで港に移動し、ボートに乗り込む
バンで港に移動し、そこで島に上陸するための簡単な登録をします。想像以上にたくさんの人がいましたが、業者を手配したのでスムーズに進行できました。通常はターミナル使用料金がかかりますが、先に払った550ペソの中にすでに含まれていました。
ボートはびっくりするくらい簡素で、海に落っこちるかと思いました。10分ほど乗ると、いよいよボラカイ島に上陸し、そのままホテルまで送迎してくれます。
ボラカイ島は3つのエリアに分かれている
ボラカイは、3つのエリアに分かれています。
Station1
いわゆる、静かで穏やかなビーチリゾートエリア。周辺には商業施設などはなく、ホワイトビーチ沿いでは港から最も離れたエリア。海を眺めながら、仕事をしている人もいました。家族やカップルで自分たちの時間を静かに過ごしたいという方はおすすめのエリアです。
Station2
ホワイトビーチの中心部で、最も賑やかなエリア。レストランやお土産屋さん、ホテルが密集していて、人がわんさか歩いています。友達同士でがやがやとした観光を楽しみたい場合は、こちらに滞在するのがベスト。夜はクラブやシーシャバーなどもあります。
Station3
小規模ホテルが多く、手つかずの自然が残っている。バックパッカーが多い印象。個人でダイビングを楽しんだり、現地で旅行客同士で触れあうような旅に良さそう。こじんまりとしたゲストハウスのようなホテルが多かったです。
こちらの記事が参考になります。https://cebu-oh.com/boracay/#nohead
おすすめのホテル3選
その上で、自分達が泊まったホテルは間違いなく良いホテルでおすすめできるので紹介します。
ヘナンリージェンシー リゾート&スパ
こちらは、2泊したホテル。ラッキーなことに、エグゼクティブルームにグレードアップしてもらいました。
ヘナングループは、ホワイトビーチ沿いに4系列ありますが、ぐるっと歩いたところ、立地、コスパを考えると最もおすすめ。ボラカイ島のまさに中心部にあります。
「KAI」という本格的なスパが併設されており、PHP3,000程度~と割高ですが、バスやサウナが付いており、最高にクオリティが高かったです。
Fridays Boracay Beach Resort
こちらは、ホワイトビーチ北部の静かなエリアに位置する人気ホテル。1982年からの老舗で、まさにクラシックな南国ヴィラ気分を楽しめます。
北部の方が人が少なく、落ち着いているのでゆっくりと自分たちの時間を過ごしたい場合におススメです。
個人的には、部屋の鍵のキーホルダーのセンスがぶっ刺さりました。
アンバサダーインパラダイス
こちらは夕食だけでしたが、その日採れた新鮮な魚介類を好みの方法と味付けで調理してくれます。
今回のフィリピン旅行の中で最も美味しい料理でした。アコースティックの生ライブと共に食べる夕食は最高に気持ちよかったです。
最高のサンセット
サンセットの美しさは、もはや言うまでもありません。
サンセットが終わり夜になると、Stationごとにその雰囲気は全く異なりますが、Station2周辺は想像以上に騒がしいです。
クラブやバーがたくさんあるので、困ることはないと思いますが、規制の影響もあってビーチで騒ぐ人はいませんでした。
初めてのダイビング体験
生まれて初めてのダイビング体験もしました。かなり多くの日本人がダイビングをしにきている印象でしたが、こちらのダイビングスクールには日本人スタッフが常駐し、日本語でレクチャーしてくれるので、それが理由となっているようです。
料金は体験コースでPHP3,000。海に入っている時間は40〜50分ほどで、全体の拘束時間は3時間ほどでした。
ダイビングが初めての人にとっては、日本語でレクチャーしてもらえるのは安心感があっていいですね。少し緊張した部分もありましたが、終始最高に気持ちのいいダイビング体験でした。
その他にも、SUPなどのアクティビティも充実しています。波が立たないので、サーフィンはできません。
お土産・ショッピング
お土産やショッピングは、「D’ mall」がおすすめです。Station2からやや北に歩いたところにあります。ここに行けば、ボラカイっぽい物を買うことができます。
ホワイトビーチ沿いとはまた少し雰囲気の違う、ショッピングストリート。レストランもたくさんあります。
さいごに
ボラカイの海は、綺麗を越えていました。ぜひ、死ぬまでに1度は行ってみて欲しいです。おそらくこの数年でさらに観光地として洗練されていくはず。
その中でオーバーツーリズムはひとつの課題になると思います。ひとりひとりが、しっかりと自然とその国に対する尊敬の念を持つことを忘れない旅行客であって欲しいと願っています。
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