お久しぶりです。まずは近況報告から。
特に変わったことはありませんが、最近やっと手をつけられるようになったのが写真とデザインです。カメラは、去年の夏あたりからずっと欲しくて初売りで買い、今年から明治大学のカメラクラブというサークルに入りました!何気ない日常が綺麗に切り取られる写真の魅力にどっぷりはまってます。
そしてそれ以上にはまっているのがデザインです。幼い頃から、絵を描いたり文字を書いたりするのがとても好きで、小学校の頃はアトリエに通い、中学高校と授業中にお絵かきしたりは割としていたのですが、なかなかもう一歩が踏み出せなくて。。でもいつかはデザインをやってみたいな〜とずーっと思っていて、最近やっと手を出すことができました!あくまでも今は趣味レベルでやっていますが、既に人の名刺を作ったり、サークルや部活のTシャツデザイン依頼を受けたり、学生団体の名刺やフライヤー制作など小さなところから自分に磨きをかけています。毎日頭の中がデザインのことでいっぱいで、夜中まで作業してることも多々あります。そのうち作品もアップできたらいいと思っています。このブログも、時間があるときにもう少しデザインに凝ってみようかな〜と思います!
さて、そんな本日6月2日は、2月から六本木ミッドタウンで開催していた「デザインあ展」の最終日でした。ずっと行きたい行きたいと思いつつも、なかなか時間が作れずに最終日までもつれてしまいましたが、入り口付近にはディズニーランドを彷彿させるような長蛇の列!な、なんと2時間待ち!
予報とは裏腹に、炎天下の中やっとのことで入り口までたどり着き
中に入ってみると、子ども連れの家族が多くとってもにぎやかでした。
これは、体を動かして「あ」を表現すると壁にいろいろな「あ」が映るもの。子どもから大人までおおはしゃぎでした!
個人的に一番興味深かったのが、『みんなの「あ」』。それぞれの「あ」を表現するというコーナーなのですが、大人から子どもまで幅広い年代の作品が並んでいました。もともと用紙には「あ」という枠が書かれており、それを元に絵を展開していくというもの。ここで思ったのが、一度枠を見せられると大人はなかなかその枠を踏み出せないもので、事実、作品の多くには枠にとらわれて枠を綺麗に塗ってあるものが多かったです。しかし子どもはというと
枠なんか関係なしに自分なりの「あ」を描いたり、
「あ」を「ぐあ〜」に変えてみたり。本当に発想が柔軟で羨ましく思いました。自分にもこんなに自由な発想ができる頃があったのかな?いやいや、今でもきっと十分柔軟な発想は可能であると信じてます!笑
実際にこの場に足を運んだ人も多くいるかもしれませんが、大人目線で見てもとっても楽しめる場所でした。今回は、デザイナーの佐藤卓さん(以前プロフェッショナルで拝見してから興味を持っていた)がディレクターとしてあ展を手がけられており、世の中の洗練されたデザインに魅了されました。はじめに、佐藤さんはこうおっしゃていました。「世の中のすべてがデザインである」と。勉強も、生活も、恋愛も、あらゆるものがデザインであるという言葉に感動しました。そして改めて世の中を見回してみると、本当に洗練されたデザインで構成されている物がたくさんあることに気づかされます。
「お寿司のいろいろ」。
「ちょうどいい」というコーナーから。
「学校の解散」。それぞれが机や教科書、雑巾などのミニチュアで、学校という物はこれだけ多くのパーツでできていて、生徒ひとりひとりがこれだけ多くのものを持ち寄って成り立つところなんだ、とそんなことを訴えかけているようでした。
「王様の耳はじいさん」www
「はだかの少女」www
「我が輩は人魚」www
「ごんメロス」www
「本のパーツ」というコーナーでした。
こちらは各国のコインに紙を乗せて色を塗ってみようという「こすってみコイン」というコーナー。子どもも大人も興味津々。
中央にはこんなオブジェもありました。
「なんでも100円分」。
六本木の土地は100円で0.4cm²だそうです。たけぇ〜
水道水こんだけ。安い。
さてさてこちらは最初に紹介した『みんなの「あ」』作成コーナー。
描いてます描いてます!
結構お母さんお父さんが真剣だったりして面白かったです!
と、さまざまなデザインを見て興味津々の子ども達や、それに負けじと子供心に帰る大人達が交わる世界。デザインってきっとそんな子供心が大切なんだとつくづく思います。何かを伝えるにも、伝え方はひとつではないし、そこに才能の有無は関係ない。この場に来ていた若い女性が2人、佐藤卓さんのメッセージを読んでこんなことを言っていました。
「なんか才能だけで生きてますって感じー。こういう人達って、ふつうに会話できなさそうw」
これって浅はかだと思いませんか?デザインは決して才能だけではない。さっきも言ったように、世の中のあらゆるものはデザインであるし、デザインや伝え方にもしっかりとした「型」がある。プロのデザイナーというのは、そのような「型」を忠実にたどり、相手にどう伝えれば効果的で魅力的なのかを何日もかけて考えるのです。決して天から素晴らしいデザインが舞い降りてくるわけではない。だからこそ、「好き」じゃなければできない職業だと思いました。
今回のこの「デザインあ展」はNHK Eテレの「デザインあ」という番組が大元です。この番組も時間があるときにチェックしてみたいと思います。
たくさんの人々の心に残ったであろう「デザインあ展」。これからも世の中を「あっ」という新しい発見を探すように眺めていきたいとそう強く思いました。ありがとう!
6月21日からは「カラーハンティング展」というこれまた面白そうな展覧会があります!これは初日に行ってみようかな?!