Key Westロードトリップの道中は、シーフードレストラン「Sparky’s」がおすすめ!

ロードトリップの醍醐味のひとつは、途中休憩であることは間違いない。そして、それが最高に美味しくて雰囲気のいいレストランだったら、どんなに幸せなことだろう。

Key Westまでの道のりで、レストランに立ち寄るなら、絶対にこの「Sparky’s Landing Fish and Cocktails」に行って欲しい。

場所はセブンマイルブリッジの少し手前の島、Key Colony Beachにある。

外観は、こんな感じ。南国のレストランって感じだ。すぐ横には漁船が並び、いかつい兄ちゃん達が捕った魚をさばいていた。

四方から吹き込む風が気持ちいい。夜はバーがメインとなり、地元の人たちが集まってライブなどもやっているそうだ。平日にもかかわらず、たくさんの客がビールを片手にエビや牡蠣をほおばっていた。

僕らが席につくと、ちょうど同じ年くらいの青年がウェイターについてくれた。彼はとっても気さくで話しやすく、出身がKey Westだというのでおすすめの場所を聞いた。おなかがぺこぺこだった僕らは、牡蠣に、エビに、パスタに、ピザに、美味しそうなものを次から次へと注文した。

席からの眺め。まるで船に乗っているような気分だった。向かい側にはリゾートホテルのような家が並んでいて、母親と子供の声が聞こえてきた。こんなところに生まれ育つ子供は、どんな大人になるのだろうか。少なくとも、海が大好きな大人になるに違いないだろうなぁ。でも一方で大都会に行ってみたいという欲求がどこかで出てくるんだろうなぁ。そんなことを考えながら、僕らの料理を待った。

そして、料理が来た。

まずはRaw Oyster。地元の松島や、広島、カリフォルニア、ニューヨーク、ボストンなど、様々なところで牡蠣を食べてきたけれど、ここの牡蠣は味がさっぱりしていて塩辛くない。なんというか、「あれ、牡蠣ってこんなに食べやすかったっけ?」というような牡蠣本来の自然な味を実感したような気がした。

そしてSteamed Shrimp。Sparky’sはこれが一番うまいと思う。何もつけなくても、パクパク食べられる。次から次へと皮を剥いていると、さっきの彼がやってきて「エビの皮は捨てないでね!今は魚たちのハッピーアワーだから、みんなのエビの皮を待ってそこいら中に群がっているんだ」と言った。つまり、野生の魚たちにエビの皮をえさやりできるのだ。

それを聞いたとたんにAmberは立ち上がって、魚たちにエビの皮をやりにいった。

すると、なんだこれは! これは現地でマフマフと呼ばれるほ乳類のようだ。ここではマフマフに限らず、すぐそこでイルカがジャンプしたり、珍しい魚たちがたくさんいるようだ。

続いてエビのパスタと、

ピザ!

車を運転していたので、ビールを飲めなかったのだけが残念だったが、アメリカでこんなに美味しいレストランはなかなか無い。食事が美味しいと言うより、周りの海と、風と、人とが食を美味しくしているのだと思う。しばらくドライブして、おなかがぺこぺこになった時に立ち寄ったので、言葉にできないほどの絶品だった。

そしてなんと、僕らはKey Westからマイアミへの帰りもSparky’sに寄ったのだ。他にレストランがないわけではなく、あまりにもここでの食事が幸せ過ぎたのでもう一度立ち寄ったのだ。どれほどオススメしたいかわかってもらえただろうか。

ちなみに、お会計を済ませると可愛いステッカーを3枚もらえる。僕は早速スーツケースに貼った。

Key Westまでドライブするときは、ぜひこのSparky’sで昼食を食べることをおすすめしたい。


Sparky’s Landing (Yelp)