I want to be James Bond
007 スカイフォール(原題: Skyfall)(12/1公開)
ダニエル・クレイグ演じる007第3作目「SKYFALL」が日本でも12月1に公開され、現時点でオリコンランキング等複数の部門において文句なしの1位に輝いている。僕もさっそく6、7日とまさかの2日連続で劇場に足を運んでしまった。しかもどちらも驚愕のIMAXで。その証拠に、晴れてShin Bondとなった貴重な写真がこれだ!
今回の作品は、ボンドとM、そしてMとMI6の過去をテーマに話が進められていく。全体としてテーマが一貫しており、前2作「Casino Royale(カジノロワイヤル)」や「Quantum of Solace(慰めの報酬)」のような難しさをそれほど感じなかった。1度観ただけで内容がすんなり入ってきた印象だ。今作品は批評家たちも肯定的なコメントをしており、「ボンド作品の中で最高の傑作」と賞賛されている。そこまで言うのだから、劇場に足を運ばずにはいられまい。
作品の中身に触れるのは、これから観る人に申し訳ないので避けようと思うが、今日は映画の中で特に興奮したシーンについてちょっと書いてみたいと思う。
さりげなく、大胆に、一流のものを身につける
毎回そうなのだが、ボンドはどうしてあんなに格好いいのか。憧れるかぎりであるが、それは第一にボンドが扱う品々が無上の一流品だからである。
たとえば今回目に飛び込んできたのは、序盤でボンドが着ているレザージャケットや上海のパーティで着ているスーツにボウタイ。諜報員として普段身につけるネクタイも見るからに一流品でかっこいい。かつダニエル自身がそれらに見劣りしないから本物である。まずは一流の人間になって、さりげなく一流品を身につけることがボンドになりきるための秘訣なのであろう。
アストンマーチン DB-5
今作に登場するこの車。ボンドとMが過去へと逃げる際にど派手な登場を遂げるのであるが、その演出は最高にかっこいい。車にはあまり詳しくないのだが、発車したときのあの重みのあるエンジン音と迫力のある走りは圧巻。おそらくボンドの車庫なのであろうところにさりげなくこの車を持っているボンドはいったい何者なのか。クライマックスでも活躍するこの車、チケットを二枚応募するとこのアストンマーチン DB-5(シルバー)の1/18サイズミニカーが抽選でもらえるのでぜひ応募して部屋に飾りたいものである。
キザなセリフと驚きの早さで次々に女を落とす
誰もがボンドになりたいと思う理由の1つに、ボンドの女性関係に対する嫉妬と憧れがあるのではないか。毎回極上の美人女優をキャストとし、ボンドの女性関係も伏線として楽しむことができる007シリーズであるが、今作も例年通りむらむらが止まらないシーンが多々ある。中でも上海のカジノで敵の一行と接触するシーンはあまりにも美しい。フランスの女優、ベレニス・マーロウがここで本格的に登場するが、彼女をたった1杯のカクテルも飲み干さないうちに数分で落としてしまうのだから嫉妬しないわけがない。「銃を持っていない裸の君の方が美しい」そんなキザなセリフが簡単に言えてしまうのだから悔しいばかりである。
そんなわけでこれでもかというくらい美しいシーンがある今回のSKYFALL。舞台はロンドン、上海、香港等様々な景色をも楽しむことができる。とりあえず予告編をチェックし、さっそく今日にでも映画館に足を運んでみたらどうだろうか。映画が終わった後は「なりきりボンドキャンペーン」で写真を撮らざるをえなくなり、帰宅までの時間はあなたも「かっこいい〜、あー、かっこいい〜」しか言えなくなることが目に見えてわかる。そうそう、今回の主題歌はあのアデルが歌う「SKYFALL」。This is the end…という歌詞がなんとも言えないわくわく感を彷彿とさせた。こちらも要チェックである。
それから、せっかく観るのならIMAXで観ることをオススメする。もちろんIMAXが観られる環境にあればの話にはなってしまうが、普通の映画館で観るのとではわけが違う。なんと言ってもその音質は抜群にいい。まるで360°四方八方から高音質かつ迫力満点のクリアサウンドが楽しめるほか、スクリーンも通常の1.5倍ほど大きく、映像もはるかに綺麗なので満足度は数百倍。まだIMAXの存在を知らなかったという方はぜひこの機会にチェックしてみるのもいいだろう。109に限らず、ユナイテッドシネマやシネマサンシャイン等最近意外と普及してきたみたいなので要チェック。
007 スカイフォール(原題: Skyfall)(12/1公開)