大企業を辞めて、ベンチャーに入社した話をするとよく言われるのが、「慎之介くんの選ぶ道は間違いないよ」ということ。言われる度になんとなく引っかかるものがあったのですが、それは自分が何か大きな転換期を迎える際はいつも「この道は間違いない」と確信して選んでいるわけではない、ということに気づきました。
転職してから「慎之介くんの選ぶ道は間違いないよ」と言われる度に引っかかっていたが、僕は何か大きな判断をする際に
— Shin|齋藤 慎之介 (@nosumaru) 2018年12月22日
「間違いない道を選ぶ」ことではなく、
「選んだ道を正解にする」ことにフォーカスしている。
大事なのは振り返ったときにこの道で良かったと思えるかどうか。
そう思えるようになったのは、大学受験での失敗が大きかった。浪人して、それでも志望校に落ちて進学した明治大学でしたが、当時は正直負い目と絶望感でいっぱいでした。
でも、絶対に誰にも負けないくらい充実した大学生活を送って取り戻そう、明治大学に進学しなければなし得なかったことをたくさんしようと決意し、ニューヨーク留学やこのブログ、かけがえのない人たちとの繋がりを形にしてきました。
何か新しいものごとを始めるとき、今までやったことのない領域に挑戦するとき、新規事業を立ち上げるときなど、大きな決断するときは必ず不安が生まれます。湘南にセカンドハウスを持つとかもそう。
もちろんあらゆるリサーチが必要で、戦略を立てることは大事です。
そんなときに「間違いのない道を選択しよう」という思考回路ではなくて、「選んだ道をどうやって正解にするか」にフォーカスするほうが、前向きで、自分の決断に責任が持てて、努力をしていく原動力にもなると思うんです。
これからも大切にしたい考え方のひとつなので、言語化しておきたいと思いました。