大学生のうちに習慣づけるといいこと

武道館にて

3月26日。武道館にて、篠原ゼミのみんなと

 

昨日、明治大学を卒業しました。卒業できてほっとしています。あと数日で学生から社会人という身分に変わるという実感がまだなくて、ふわふわしています。

僕が、このブログを通じてこれから大学生活を始める新入生や、後輩達に、今後うまく生きるための知恵を1つだけ伝えるとすれば、それは「ランニングコストの支払い」を1つでもいいから自分でやることかなと。そんなお話です。

 

「出て行くお金」に敏感になる

大学生になると、人それぞれいろんな生活スタイルがあって、親元の自宅から通う人、一人暮らしをする人、シェアハウスに住む人、寮に住む人など、たくさんの人がいます。

経済的な環境も、人によって様々だと思います。奨学金を毎月借りる人もいるし、親からの仕送りだけでアルバイトをしない人もいます。

 

でも、どんな人にも必ず毎月のランニングコストがかかってきます。毎月支払う電気・水道・ガスなどの公共料金、携帯電話料金、インターネット料金など。

この中の1つでもいいから自分で支払うと、いろいろな形で学びになるなぁというのが僕の4年間での実感です。僕は、大学1年生のときに携帯電話は親の契約から自分名義に変更し、ネットや光熱費もすべて自分で支払ってきました。そんなの当たり前だろーと思う人ももちろんいるでしょうが、意外とそういう人が少ないのも事実です。

 

なぜ自分でランニングコストを支払うと学びになるかというと、「恒常的に出て行くお金」に関して敏感になるからです。僕の性格の問題かもしれませんが、僕は毎月出て行くお金が増えるくらいなら、イニシャルで一気に支払ってしまいたいタイプです。大きな買い物をするときも、カードでは無くて現金一気に支払ってしまいたい。

 

人間の心理として、「出て行くお金」には、どうしてもマイナスのイメージがつきまとってしまうと思うんですね。だからなるべく抑えたい。自分でランニングコストを管理する習慣があれば、「出て行くお金」に関して敏感になり、自分でもっと安く抑える別の方法を探す力がつきます。また、そもそも世の中の仕組み一般や、お金を管理することに関しての知識がつきます。

 

携帯料金など、今はMVNOの台頭により人によって支払料金に大きなばらつきがありますよね。自分で支払えば、そういう情報にも敏感になり、マーケットにより敏感になれるわけです。

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たとえば、ガスや電気は毎月の支払いでも、水道が2ヶ月に1回であることは、自分で払ってみて初めて気づいたことです。

 

そんなのどうせ社会に出てから気づくだろう!という声が聞こえてきそうですが、時間やお金を割と自由に使える大学生のうちにそういう金銭感覚が身につくことに意味があると思うんです。

 

だから、もしも今なにも自分で支払っているものがないという大学生がいれば、ひとつでもいいから、親に自分で支払うよ!と言ってみてください。そして自分で支払い始めてみると、今までは無かった「出て行くお金」に関する感覚がわかり、ああ、世の中はこうなっているんだ、と社会の縮図みたいなものを体験できると思います。そして社会人になったときにも、1つのうまく生きる力として活きてくるんだろうなと思っています。

 

卒業してこんなことを伝えるなんて、いいのか悪いのかよくわかりませんが、書き残しておいて損は無いと思って、書きました。