日暮里でルームシェアをはじめてから3ヶ月が経過しました。相変わらず人の出入りの激しい家ですが、楽しくやってます。
今日は、これからルームシェアをしてみたいと思っている人に向けて、僕がルームシェアをはじめる上で注意したこと、普段の運営方法を紹介します。
すべての部屋にドアがあり、独立・分離していること
誰とシェアするかを決めた後に部屋を一緒に探しましたが、部屋の条件には、個人的なこだわりがありました。家賃、駅から徒歩10分以内、谷根千エリア、2LDKなど条件は複数あったのですが、一番大事にしたのは、間取りです。
僕はそれぞれの個室が完全に独立していて、離れている間取りを探しました。
東京の2LDKだと、ファミリータイプとかが多くて、個室がふすまやスライドドアで仕切られているだけの、壁を挟んで繋がってる間取りや、絶対にリビングを介さないと各部屋に行けない間取りがたくさんあります。
僕の住んでいる家は、廊下を介して3つの部屋があり、個室は完全に独立しています。つまり、各部屋のプライベートがしっかり距離を開けて確保されています。
どんなに気の置けない相手でも、距離があるというのは非常に大事なポイントです。物理的な隔たりは気持ち的にもしっかりと自分の空間を作ってくれるからです。
共有物は引越前にどっちのものを使うか確認して処理
僕らは以前どちらも一人暮らしをしていたので、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなど一通りの家電はお互いに揃っていました。でもそれを二人で持ち寄ったらすべてダブってしまうので、事前に写真などでサイズや製品情報を交換し、どちらの所有物を使うか決めてから引越をしました。こうすることで引越してからの手間が大きく省けました。
固定費は一方が全額口座振替後、割り勘して手渡し
家賃や光熱費などの固定費はすべて一方が口座振替などで請け負い、シェアメイトと割り勘して計算した後に手渡しで支払いをするようにしています。家賃は封筒を作り、お互いのサインや印鑑で支払いの有無を確認しています。こうすることでどちらがいくら払った、払ってないなどの細かいいざこざが無くなります。光熱費も、冷蔵庫に表を貼って管理しています。
共有物の支払いは、家計簿を付けて月末に割り勘
シェアしていると、大量に購入して共有した方が安上がりなものがたくさんあります。洗剤、卵、油や醤油などの調味料。どちらかが購入してお互いが共有すると合意した物はすべて各月の家計簿(僕たちはGoogleスプレッドシートを使っています)に付け、割り勘して月末に差額を支払うようにしています。シェアハウスをしていた友人のアドバイスで、ちりも積もれば山となるので、細かい物もしっかりと計算するのが大切。たとえば一方に料理を作ってもらったら、料理にかかった費用もしっかりと計算して割り勘します。
「今日はおごりね!」というときももちろんありますが、材料費をしっかり計算していかないと結局どちらかが大きな支出をしてしまうことになります。細かすぎ!と思うかもしれませんが、大事なことです。
カレンダーを作ってお互いの予定をシェア
カレンダーをダイニングのところに貼って、いつ誰が来る、いつ家にいない、などの情報を透明化しています。こうすることで、後から「知らなかった!」ということにならないようにしています。無印のカレンダーは4人まで予定を書き込むことができるのでおすすめです。
洗い物や掃除、ゴミ捨ては思いやりで
このような家事は、とくに担当を決めずにやっています。洗い物は基本使った物は自分で洗うようにしていますが、疲れて洗い物を残したまま寝ちゃうときもあります。そうすると、朝に洗い物が綺麗に片付いていたりしているんです。そうすると僕も次は片付けてあげようという気持ちになりますよね。休日は僕も掃除機をかけたり水回りの掃除などをすすんでやるようにしています。ゴミは溜まったら気づいた方がまとめて出す。こういう仕事を特に分担を決めずにいい塩梅でできているので、とてもいいことだと思います。
共同生活のポイントは、思いやりと透明性
あまり大きな問題なくここまで来ているので、あまり参考になる話を書けていない気もしますが、何よりも大事なのはお互いの思いやりです。気がついたほうがやる。それが僕たちはできていると思うので、とてもいい状態が作れています。
それでも、やっぱり話さなければいけないこともあります。ここはこうしたほうがいい、この料金設定はこうしよう、など細かいことでも話す必要のあることはしっかり話して解決するようにしています。こうすることで物事が透明になって、住みやすい環境が生まれます。こういうことは、少しずつ胸の内に溜まっていってしまうので。
これからルームシェアなどの共同生活をやってみたいと思う人に向けて書いてみました。これからも共同生活のヒントやトラブルがあれば書いて行きます。少しでも参考になったなら嬉しいです。