先日の九州旅行最終日の別府では、初めて国内カウチサーフィンをやってみました。ホストしてくれたのは別府市に住むナイジェリア人夫婦で、奥さんはアジア太平洋大学で英語の先生をしていました。
7年ほど日本に滞在しているようなので、簡単な日本語は通じましたが基本的には英語でした。自分の国にいるのに、外国人の家にお世話になるというのは、なんだか新鮮で不思議な気持ちでした。出てくる食材(食パンやジャム、ヨーグルトなど)や部屋の様式は日本なのに、その食べ方や提供のスタイルの違いで全然違うものに見えました。たとえ日本に住んでいる外国人でも、日本人らしい「おもてなし」はそこには無く、新しい経験でした。
今、文科省が運営している留学プログラムで大阪大学に1年間留学している、ハンガリー人のダニエル君をホストしています。彼は大阪に滞在していて、今回は初めての関東旅行みたいです。
ハンガリーにいる時からアニメ(特にデジモン)に興味をもち、それから7年間日本語を勉強しているそうでかなり日本語が上手です。敬語がとにかくうまい。時代劇も好きで、龍馬伝や篤姫の話で盛り上がりました。「アニメ」や「時代劇」などの日本文化が、7年間も日本語を勉強させる動機となり、実際に現地に滞在させてしまうのだから、日本文化って改めてものすごいバリューだなーと思います。僕も学ぶことがありそうです。
実は、日本に滞在している外国人をホストするのは今回が初めてで、これで国内カウチサーフィンもステイ・ホスト共に実現しました。まさに、日本のことを客観的に見ている外国人と直接触れ合うことができています。
「旅」スタイルの多様化
旅行のスタイルは、本当に多様化してきています。「旅」をテーマにしたメディアは溢れかえっており、様々な人が様々な「旅物語」を描くことができる。カウチサーフィンやAirbnbなどで現地の人と交流しつつの滞在方法もあり、とくにカウチを使えば国内旅行でも、在日外国人の家に泊めてもらったり、もしくはホストすることが可能となり、旅行で一番ネックとなる宿泊費を浮かせることができるようになりました。
それがいいか悪いかではなくて、そんな時代に生きていることはとてもラッキーだし、このようなムーブメントにはどんどん乗っかるべきだと思うんです。
自分の「旅行」に対する固定観念を捨てて、新しい「旅行」をしてみると意外と見えてくる世界があります。
国内カウチサーフィン、またやろうと思います。
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