フィリピンってどんな国?
ひとことフィリピンと言っても、実際はどんな国なのか知らない方がほとんどだと思います。実際僕も留学する前は全くもって関心がありませんでしたし、イメージといえばバナナとフィリピンパブくらいでした。でも、帰ってきた後は「フィリピン」という言葉を目にするたびに気になりますし、留学する前にもっと勉強していけばよかったなってちょっぴり後悔しています。
そこで今回はフィリピン留学を念頭に入れたあなたに読んで欲しい、いまだから教えられる僕なりのフィリピン講座!!
【気候】
僕が留学したのは8,9月で雨期でした。雨期はだいたい6月から10月です。雨期と言っても日本の梅雨のようなものとはちょっと違います。地域によりますが、基本的に毎日雨が降ると考えておいた方がいいです。そして降るときは本当に突然降り出します。バケツをひっくり返したような雨とはこういうことか、と実感できます。開始5秒で水たまりができ、傘なしで雨にあたると痛いです。笑。ただし、24時間ずーっと雨が降っているというわけではなくて、晴れている時間も割と多いです。でもまあ、外出時には折りたたみ傘が必須ですね。
乾期は11月から5月くらいです。乾期に関しては正直聞いた話でしかないのですが、雨期でも半袖で暑いくらいの気温ですから、乾期はもっともっと暑くなるそうです。海に行くのであればもってこいの季節であることは間違いないですね。
【首都 Manila(マニラ)】
3つの大きな島のうち、ルソン島という1番大きな島の南の方にあります。
ここにはたくさんの外国人が集まるので、もちろん多くの日本人を見ることができました。ですから当然、観光客を狙ったぼったくりのようなものはたくさんあります。僕は初日第1ターミナル(国際線用)からすぐ近くのManila airport hotel(マニラエアポートホテル)というホテルに宿泊し、翌日フロントのお姉さんに近くのDivisoria(ディビソリア)というパブリックマーケットへの行き方を聞くと、「外にいる観光ガイドにお願いしなさい」と言われ、言われたままに依頼すると快く引き受けてくれました。彼の案内は非常に親切でありがたかったのですが、もちろんお金を要求されました。
その額なんと、3000ペソ(6000円)。(タクシー代抜き)
初日で全くお金の感覚がなかった僕ですら、ちょっと高いなって感じました。
ですので値下げ交渉に入り、2000ペソにまでしましたがそれならいっかなってことで払ってしまいました。今考えれば、かなりの愚か者ですね。
写真は、快く僕のお金をゲットしていった例の旅行ガイドさんです。笑。
2000ペソあれば、ちょっと遠出して中級のホテルに1泊して食事を食べて帰って来れます。それをたったあの2時間で…完全にぼったくられましたね。
英語で価格交渉ができるようになったり、金銭感覚に慣れてしまえば非常に魅力的な建物がたくさんあったり、マカティ市のグリーンベルト商業施設のように綺麗で買い物にもってこいの場所もたくさんあります。(僕はPCが故障したとき、フィリピンではここにしかないappleストアに片道4時間かけてきたこともありました。)
写真は、グリーンベルトを結ぶ連絡通路です。
何度も言うようにタクシーの運ちゃんや空港のスタッフを装った荷物運び屋の強引なぼったくりには注意ですね。慣れないうちは、マニラに行く際の激しい価格交渉は避けられません。
【移動手段】
タクシー
マニラや少し大きめの街であれば、タクシーが有効です。価格は初乗りで30ペソ~40ペソ(60円~80円)くらい。乗り方は日本と同じです。ぼったくられないように、メーターの使用を求めましょう。
バス
長距離の移動には、バスが1番です。平気で10時間くらい乗ります。日本と違って大きなターミナル以外時刻表などはとくにありません。バス会社は大手が5社くらいありますが、僕はビクトリーライナーというバス会社が好きでした。基本的に全車フリーWi-Fi完備でしたので。支払い方法は事前にチケット売り場でチケットを買うか、乗務員が巡回して行き先を口頭で述べ、金額がわかる切符を渡してくれるのでそこで手渡しです。
トライシクル
バイシクルはタイヤが2つですから、トライシクルはタイヤが3つです。バイクの横にサイドカーをつけたようなもの。価格はバスより高いですが、小回りがきくので近距離の移動や風にあたりたいなって時はお勧めです。
ジプニー
ジプニーは現地の人が乗るバスのようなものです。僕も数回乗りましたが、行き先不明、価格不明、時刻不明って感じでした。つまり現地の人用ってことです。もちろん聞けばわかりますが、乗るときは詳しい人が一緒にいた方が安全でしょう。価格はなによりも1番安く、乗り方さえわかれば愛用できる交通手段です。
この4手段を使いこなせれば十分かと思います。
【フィリピーノ】
フィリピン人はどんなかといいますと、あくまでも僕の感じ方ですが、①いっつも歌ってる、②いっつも踊ってる、③いっつも楽しそう。ってのが印象深いです。もちろん、誰しもがそうではありませんよ、シャイな人だって落ち込んでる人だってそりゃあ当然います。でもなんだかみんなが明るい人のように見えるんです。あ、決していい人ばかりがいると言っているのではありませんよ。
ただ、なんというか非常に温厚で関わりやすい。そんな気がしますね。
これは僕のスクールの影響かもしれませんが、20歳を超えた大人の人でもすごく子供っぽい人が多いです。いい意味で、かわいいです…笑。
【食べ物】
もちろん果物は安くて種類が豊富で最高においしいです。
ただし一般的な食事(フィリピン料理)はもしかしたら日本人にとっては少し味が濃くてしょっぱいかもしれません。これも慣れてしまえばそれでおしまいなのですが、そうですね、僕はフィリピンにいる2ヶ月間でおそらく3~5キロほど太ったかもしれません。そんな感じです。
でもフィリピン料理はとっても大好きです!中でもSisig(シシグ)というお肉料理が好きでしたね。あれは確か、豚の耳だったかな?
おつまみに最高です。ちなみにお酒は瓶ビール350㎜くらいで30ペソ、Barで飲むカクテルでだいたい90ペソ~300ペソくらいでした。
【物価】
だいたい1ペソ=2円で換算します。
- 飴1個 1ペソ(2円)
- バスに20分乗車 15ペソ(30円)くらい
- コーラ500㎜ 21ペソ(42円)
- 瓶ビール350㎜ 30ペソ(60円)
- Tシャツ1枚 100ペソ(200円)くらい
- レストランで一食 100ペソ~300ペソ(200円~600円)くらい
- プリペイド式携帯電話 800ペソ(1600円)くらい~
- 中級ホテル(2人部屋)1泊 700ペソ(1400円)~
主要なところはこんなところでしょうか。
だいたい日本の3~4分の1くらいですかね。
【買い物】
買い物に関してですが、大きめの街にはSMショッピングモールという、日本で言うイオンのような商業施設があります。ここでほとんど必要なものはそろえることができます。
お土産など、現地商品の品揃えと価格の安さでいったら間違いなくパブリックマーケットがいいでしょう。大きめの街や観光地にはパブリックマーケットがよくあります。日本のアメ横みたいなものをイメージしてもらえればわかりやすいと思います。
ここも価格交渉の腕の見せ所。交渉次第ではいくらでも安く買えますよ。
【予防接種】
予防接種などに関しては任意でされていかれてもいいかと思いますが、基本的には必要ないと思われます。僕は全くしていきませんでした。犬はあたりにたくさんいますが、狂犬病のような心配は基本的にはないかと思います。
当初は蚊を懸念していましたが、蚊に関しては標準的な虫除けスプレーとムヒがあれば大丈夫です。それよりも僕のスクールはハエが多くて大変でした。
少しは皆さんのお役に立てたでしょうか?
次回、フィリピン留学をする前に≪準備編≫です!