23日の夜、福岡で話題のブログ「Y氏は暇人」の山田孝之さん(@ytanet)にお会いしてきました。福岡のおもしろスポットを探していたら、山田さんのブログにたどり着き、そのゆるーい内容がツボにはまってしまい、気づいたらさっそく連絡していました。
山田さんは「トマソンマニヤ」というブログも運営されており、これが尋常じゃ無いくらい面白いです。「トマソン」とは、Wikipediaによれば、
超芸術トマソン(ちょうげいじゅつトマソン)とは、赤瀬川原平らの発見による芸術上の概念。不動産に付属し、まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物。存在がまるで芸術のようでありながら、その役にたたなさ・非実用において芸術よりももっと芸術らしい物を「超芸術」と呼び、その中でも不動産に属するものをトマソンと呼ぶ。 超芸術を超芸術だと思って作る者(作家)はなく、ただ鑑賞する者だけが存在する。
つまり超シュールな扉や橋や階段のことなんですが、詳しくは山田さんのブログでどうぞ
⇨トマソンマニヤ
彼はこの分野でテレビやラジオにも出演されています。
山田さんとは、福岡天神駅から徒歩5分ほどの雑居ビルの4階の、共同スペースでお会いしました。そこでは知り合いの方が運営している古書店、旅と古本の店「ひとつ星」もあり、なかなかユニークな空間でした。
コレクションされた本が綺麗にカテゴライズされている。
山田さん自身は小さいときから漫画家になるのが夢で、1日1本イラストを描いてそれを1,000日続けるというプロジェクトも実施されています。持ち前のゆるさを全面に発揮した「ゆるサブ」なイラストは、絶妙に面白いです。
個人的に、ニート君シリーズが好きでした。
超激レアな漫画も(一応)買うことができます。
急な連絡だったにも関わらず、僕を暖かく迎え入れてくださいました。同じビルの2階にある、これも自由に使える日替わりオーナーのバーがあったのですが、この日はわざわざ小さなパーティを開いてくれました。本場で食べたもつ鍋は最高に美味しかったです!

トマソンのコレクションを自慢げに披露してくれた山田さん
トマソンに限らず、ゆる狛犬や捨てられた軍手コレクションなど、とにかくモノを見る視点が面白い。日頃からあらゆる角度で物事を観察できるから、あんなに味のあるブログを書けるんだなーと実感しました。
福岡に訪れる際は、ぜひ「Y氏は暇人」を参考にするといいと思います。普通のガイドブックには載っていない、コアなスポットを発見できること間違いなしです。山田さん、お世話になりました!