以前書いた「スマホ販売員が解説する、後悔しないスマホの選び方」が思った以上の反響なので、そろそろ機種変更をしようと考えている方、スマホ初心者の方のために、もう少しわかりやすく解説しようと思います!
前回は、docomoのツートップであるGALAXY S4の紹介が中心だったので、今回はもう少し客観的に。
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そもそもスマートフォン自体が、まだまだ発展期です。iPhoneを除いては、だいたい半年に1度くらい新しいモデルが登場するスマートフォンですが、その半年の間に劇的な変化を遂げています。
消費者が最も懸念するポイントとしては、
①電池のもち
②サクサク動くか
③カメラなどその他の機能
④メーカーやデザイン
この4点に絞れますが、この全てがたった半年間のうちにぐーんと進化します。ただし例外もあって、たとえばSONYのXperiaのように、「高性能重視」と「低価格&デザイン重視」など異なるコンセプトで異なる時期に販売するメーカーもあります。
「新しい製品=高性能」という単純な図式だけで選ぶのでは無くて、スマートフォンの性能を表している基本的な数字を理解することが大切です。
iPhoneとAndroidって何がどう違うの?
意外と多くの人が、この質問をしてきます。簡単に言ってしまえば、googleとYahoo!みたいな違いです。同じスマートフォンでも、おおもとが異なっているっていうイメージ。いわゆるOS(Operating System)が異なります。実際にAndroidはgoogleとセットで使うことになるのですが、同じスマートフォンでも使い勝手や得意不得意が異なってきます。iPhoneを司るiOSはiPhoneのみ、AndroidOSはそれこそGALAXY、Xperia、AQUOS PHONEなど様々な機種があります。
電池のもちってどうやって判断するの?
端的に言えば、電池容量を見ればわかります。iPhone5はappleが公式発表をしていませんが、大体1440mAhほどと言われています。Androidでは、現在最も多いもので3000mAh前後です。各機種ごとに電池容量は異なるので、チェックが必要ですが、2000mAh~2500mAhあればふつうに使う分には1日十分もつと考えていいと思います。
じゃあiPhoneは電池持ちが悪いのかというとそんなことはなくて、iPhoneはすごーく省エネが上手な機種なので1440mAhという一見少ない数値でも意外ともちがいいのです。
サクサク動く機種はどれ?
これを判断するには、いくつかの指標があります。
①CPUのコア数
②CPUのGHz数
③RAM
④実際にいじってみた感じ
①のCPUのコア数とは、スマホの中で働いてくれる「こびと」の数だと思って下さい。デュアルコア(2コア)だと、こびとが2人で働いています。クアッドコア(4コア)だと、こびとが4人で働いています。海外にはオクタコア(8コア)という機種も存在します。単純に考えて、2人で働くのと4人で働くのとでは4人で働いた方が作業効率がいいことがわかりますよね。ちなみに現在のAndroid端末のスタンダードはクアッドコアです。iPhoneはデュアルコアです。
②のCPUのGHz数とは、こびとの頭の良さと考えていいでしょう。前回紹介したGALAXY S4は現在最速の1.9GHz。docomoの2013夏のスタンダードは1.7GHzほど。ちなみにiPhoneは1.5GHz程度と言われています。この数値が高ければ高いほど、端末の処理能力が高いといえます。
次に③のRAMです。これは、こびとが使う作業机の広さです。作業机が広ければ広いほど、たくさんのテキスト(アプリ)を開いても一目でそれがどこにあるのかわかります。しかし、机が狭ければテキストはどんどん重なってしまって、探すのに苦労しますよね。これはパソコンとかにも使われている数字で、現在のスマートフォンではRAM2GBが標準といったところでしょうか。
最後は④の触ってみた感じです。これは、タッチの感度や反応の良さを見るのに必要です。たとえばSAMSUNGのGALAXYのディスプレイは有機ELというものを使用しています。これと他の機種の液晶とは、タッチの感度が微妙に違ってきます。そこは好みの差ですので、実際に触ってみることはとても大切です。
スマホの機能って実際どれも同じじゃないの?
そんなことはありません。iPhoneとAndroidでは、そもそも異なるOSを搭載しているので当然細かな操作方法や機能に違いがあるのは当然ですよね。端的に言えば、iPhoneはシンプルでスタイリッシュな操作感。Androidはより自由がきく遊べるスマートフォンとでも言えるでしょうか。
また、同じAndroidでも、メーカーごとに特化しているポイントが異なるわけです。たとえばSONYだったら音楽プレイヤーとしてのウォークマンを売りにしていたり、SHARPなら高性能のカメラやディスプレイを売りにしていたりと、この細かな機能で他機種との差別化を図っているわけです。ですので、まずは自分がスマートフォンを持った後にどんな機能を頻繁に使うか、何があったら便利かなど、自分のニーズを考えることが大切になってきます。
「あの機種ではできるのに、この機種ではできない!」なんていう後悔が無いように選ぶのが1番大事なことなので。こういう細かな点は、売り場にいるスタッフに聞くとか、個別のカタログ等を参考にして調べてみることをおすすめします。
メーカーやデザインは気にするな!
僕はここを強く言いたいです。最も先決なのは、「使っていて後悔しないスマホの選び方」です。この目的を達成するために、メーカーやデザインはさほど重要ではありません。重要なのは、使い勝手です。「使い勝手には大きさや軽さなどのデザインは重要じゃん!」と思うかもしれませんが、そんなもの、使ってしまえば見た目や大きさなんか3日で慣れます。しかし、機種の性能面は永遠に慣れません!大きさには慣れても、その機種のパフォーマンスが悪ければ、自分が様々な操作に慣れるにつれていらいらが積もる一方です。スマートフォンは、見た目や形、メーカーではなく、絶対に自分のニーズにあった性能で選ぶべきだと思います。これは、多くのスマホユーザーの経験談をうけてのアドバイスです。
以上、あまり難しすぎる話には首を突っ込まずに、後悔しないスマホの選び方を解説してきました。僕個人的には、iPhoneかGALAXYが1番安定しているとは思いますが、実際に買って使うのはみなさんですので(*^-^*)
ブログの閲覧数を見ていると、スマホの選び方に苦戦している人が多くいることがわかりました。ぜひ、みなさんの快適なスマホライフに少しでも役立てて頂ければ嬉しいです!
途中図を利用させて頂いた【ドロイド君のスマートフォン解説】というブログがとてもわかりやすくまとまっていますので、こちらも参考にしてみて下さい。