渡米前にいろいろ下調べしたのが、アメリカでの携帯電話事情。僕にとって自由に電話やテキスト、ネットが使えないのはかなり厳しいので、到着したらすぐにSIMを買おうと思ってました。短期滞在者向けの方法論というか、はっきりした情報が無くて、不安もあったので、誰かの役に立つと思い自分の体験をまとめておきます。
今は、ドコモのアンドロイドを日本でSIMロック解除し、アメリカのAT&Tという会社のプリペイドSIMを差して使っています。
現在の使用環境(2014年8月現在)
・端末はドコモのL-01E(LGのOptimus Gというそろそろ2年のアンドロイド)
・バージョンはAndoroid4.1
・日本でSIMロック解除済み
・ドコモの契約を「番号保管」に変更
・AT&Tの「GoPhone SIM(プリペイドSIM)」を購入
・月額$40のプラン(国内電話500分まで、SMS無制限、データ通信500MBまで)
・テザリングも可能
なぜプリペイドか、プリペイドとは何か
プリペイドとは、一定期間の決められた契約を結ぶことなく、月額制で電話やネットを使えるようにするものです。契約を結ばないので、解約金が発生しません。契約期間は2年であることがほとんどなので、1年未満や、1年くらいの滞在にはプリペイドがおすすめです。
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SIMロック解除の方法
そろそろ日本も、あらかじめSIMアンロックの機種がスタンダードになるようですが、現状では、日本の機種を海外のSIMを差して使うにはSIMロック解除が必要です。そもそもSIMロック解除とは、日本ならドコモ、ソフトバンク、auのように特定のキャリアのSIMでしか機能しないようにロックされているものを解除することです。
現状、SIMロックを解除して他キャリアで使える例は、iPhone以外のドコモの機種がほとんどのようです。
SIMロック解除対応機種 | お客様サポート | NTTドコモ
解除方法は、とても簡単です。本人確認書類を持って、近くのドコモショップに行けば、10分程度でSIMロックを解除してくれます。手数料は、税込みで3,240円です。
SIMロックを解除することによって得られなくなるサービスもあるので、あらかじめ確認しておくといいと思います。
SIMロック解除の手続き | お客様サポート | NTTドコモ
「番号保管」とは
もうひとつやっておくべきなのは、「番号保管」です。番号保管とは、日本の番号は残しつつ、契約をいったん保留できるサービスです。日本ではほとんどの場合契約年数が2年と決まっているので、番号保管をしないと契約期間内に海外に出た場合も継続して基本料金等が発生してしまうことになります。
番号保管の方法は、ショップに行くか、電話、オンラインでできます。成田空港にはドコモの出張所があるのでそこでもできます。僕は飛行機が離陸する直前にオンラインで番号保管しました。
料金は、事務手数料が1,000円で、月額400円です。@docomoのメールアドレスも残す場合、月額500円になります。
長期間利用されないとき(海外赴任・留学など)の電話番号保管・解除 | お客様サポート | NTTドコモ
AT&TのGoPhone SIMを購入する
アメリカには、大手は4社ですが、回線を借りてサービスを提供している会社も含めて全部で180社もあるようです。
その中でも今回は、AT&TのプリペイドSIMを購入することに決めました。その決め手は、①多くの人がドコモのSIMロック解除→AT&TプリペイドSIMで成功している、②料金プランがちょうどいい、③周波数の問題でした。
①多くの人がドコモのSIMロック解除→AT&TプリペイドSIMで成功している
これは単純に成功例が多いので、ちゃんと機能するだろうと思ったからです。
②料金プランがちょうどいい
気になる料金プランを決めるのに参考にした記事がこちら。かなり見やすく、綺麗にまとまっています。英語も簡単です。
Best Prepaid Phone Plans in the US (2014)
僕は、連絡手段としてLINEやFacebookが利用したかったので、500MBのデータ通信ができるプランにしました。500MBならつけなくてもいいと言われそうですが、アメリカの場合至る所にWi-Fi環境があり、大学のキャンパス内であれば寮も含めすべてWi-Fi環境が整っているので、モバイルデータ通信を利用する機会がほとんど無いという判断です。
GoPhone SIMの料金プランはこちら
③周波数の問題
これに関しては、僕はあまり詳しくないのですが、アメリカに関する携帯電話情報で最も整備されている「アメリカより」というサイトの記事を参考にして、AT&Tが一番いいという結論に至りました。
アメリカで使える(使えない)、日本で一般に入手可能なSIMフリー端末と、周波数対応一覧 « アメリカより
空港やAuthorizedストアでは買わない!公式のCompany Storeで買う!
僕は着いたらすぐにSIMが欲しかったので、空港のショップで買おうとしたのですが、危なくやられるところでした。月額$40のプランで、税金を入れても$43くらいのはずなのに、空港のAT&Tのストアでは初月$92という法外な値段を要求されました。そのときは高すぎると思ったので買わなかったのですが、後で公式のCompany Storeに行ったら初月も$43でした。
店員に聞いたら、「それはディーラーだから、高く要求してるんだ。カンパニーストアで買うのが一番だよ。」と言われました。こういうところが日本とは違うところですね。公式のストアを探して買うようにしてください。僕はタイムズスクエアにあるストアで買いました。
ストアでアクティベートしてもらい、電話、データ通信量の確認方法を聞く。
使用するには、APNなどの細かい設定が必要になるのですが、基本的にはスタッフにやってもらうといいと思います。使えるようになるまで設定してもらい、電話量やデータ通信量の確認方法を聞いておきましょう。GoPhone SIMの場合、*777*1#をダイヤルすると電話量、*777*3#をダイヤルするとデータ通信量が確認できます。ちなみに、僕のL-01Eという機種ではテザリングもできました。データ通信が500MBまでなので、使用しないですが。
アメリカ限定、日本語で安心したサービスを受けたい方はdocomo USA Wirelessがおすすめ!
ドコモには、アメリカ限定ですごくしっかりしたサービスがあります。それが「docomo USA Wireless」。価格は少し割高ですが、日本語でかなりしっかりした対応を受けられます。最後までこれにしようか悩みました。日本で手続きを済ませて、着いたらすぐに使える状況にしておきたいという方にはおすすめです。
アメリカで初めて携帯携帯を契約 | DOCOMO USA Wireless™
今回はたくさんの人に携帯について聞きました。以上は、僕の体験のまとめです。今は基本的に3Gでネットが使える状況です。まだ、これが最も自分に合ったプランかどうかはわかりませんが、データは500MBまでだし、Wi-Fiがあればそこまで使わないので、ちょうどいいプランだと思っています。ぜひ参考にしてください。
また、他にもこういういい手段があるよ!というのがあればぜひ教えていただきたいです。
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