15年に建てられた家を改装。歴史を感じさせる木造の空間美。
代々木駅から徒歩2分ほどのところに、ひっそりとこの「DADA CAFE」は佇んでいます。
ある食事会で初めて行きましたが、そのときは15分くらい見つけられなくて辺りを彷徨っていました。それくらいひっそりしています。
それもそのはず、外観はまるっきり「家」です。看板も小さなものが掛かっているだけで、カフェ自体奥まったところにあるため、本当に隠れ家です。
中に入ってみると、そこにはどこか懐かしい、繊細な木目に包み込まれます。DADA CAFEは、昭和15年に建てられた呉服屋を改装して作られたそうです。
縁側は広く窓が設けられていて、明るい光がめいっぱい差し込みます。所々はがれた壁や、削れた木の感じがすごく暖かくて、疲れを癒やしてくれます。
この日はちょうど、染め物のワークショップをやっていて、外を眺めると綺麗な模様の手ぬぐいが風になびいていまいた。
個人的には、こぢんまりとした椅子やソファに横並びで座って話すというスタイルが面白いなーと思いました。相手が正面じゃなくて、隣にいて食事するってだけで新鮮だし、距離が近くなって話が盛り上がりそうですよね。
残念ながら”本日のランチ”が売り切れていたので、”タンドリーチキンとカシューナッツのトマトカレー” ¥950を頼みました。五穀米のカレーは初めて食べた気がします。カレーもとてもまろやかでした。
もともとが呉服屋さんだからか、布やハンカチなどの縫製品も並んでいます。また、2階はギャラリースペースのようです。定期的に、展示イベントやワークショップもやっているようなので、興味があったら行ってみるといいと思います。
モダンでスタイリッシュなカフェも好きですが、こういう古民家カフェも味があって好きだなーと思いながら、ゆっくりした時間を過ごせました。