幡ヶ谷に住んでほぼ2年が経とうとしているが、幡ヶ谷には本当になんでもある。
生活に必要なライフラインはなんでも揃っているし、名の知れたラーメン屋や焼き肉屋、パスタ専門店などもあって結構グルメな町だ。
その中でも、面白くて気に入っているのが「サクラカフェ」。
都内に4件ほどある「サクラホテル」に併設しているカフェで、Wi-Fiや電源完備、しかも24時間営業している。
もともとは国内旅行をする外国人向けのドミトリーホテルだが、カフェではクリスマスパーティなど数々のイベントも実施しているそうだ。
スタッフのNAOさんにお話を聞くと、12月の来館者は60%以上が外国人。海外からのバックパッカーが多いと言うが、中でもシンガポール、マレーシア、インドネシア、オーストラリアからの来客が多いらしい。実際にフロントPCで来館者の国籍を管理していたので、見せてくれた。国籍数ざっと30ほど。外国人のお客さんだけで1ヶ月およそ1,500人が来るそうで、ムスリムも多いため、トイレの横にはムスリムのためのお祈り部屋が用意されている。
カフェでコーヒーをすすっている間に、黒人、黄色人、白人と国籍人種関係なくやってくる。会話は英語が中心だが、他にもたくさんの言葉が聞こえてくる。家からたった5分のところに、こんなにも多様な世界が広がっているとは。トウキョウってすごいな。
日本語と英語ができれば、ここで働けますよ~」
なんて軽く言っていたが、彼の英語はとっても綺麗だった。やっぱり英語が「綺麗に」できる人ってかっこいい。
肝心のカフェ自体も、世界のドリンクを扱っていて、ベトナムコーヒーやギリシャ風レモネード、ブラジルのテレレという飲み物も置いている。ビールも多種多様だ。
外国から来る旅行者が、こんな風に過ごしやすい環境が都内にもっとあればいいのにな、といつも思う。そのひとつがインターネットと電話のインフラで、ドメスティックな日本の現状はあまりにも外国人旅行者に対してクローズドだ。ここのホテルにたどり着いている外国人たちは、かなり情報に敏感なほうなんだろうなと思う。
作業に集中するのにもいい環境なので、今後も利用したいと思うし、なんらかのイベントに参加してみるのも面白そうだなあなんて思っているところ。
【サクラカフェMap】