荘厳な慈照寺銀閣
この日は1日インターバルで京都観光！ということで、お互いに行ったことの無い京都の街を楠田協くんの案内で回ってみることにしました。まず最初に向かったのは、京都大学。緑溢れるキャンパスと趣深い校舎や時計台はまさに「大学」という二文字の典型的な例のようで、とても気持ちよかったです。東京の摩天楼のど真ん中にある明治大学のリバティタワーとはまるで真逆の学舎に、若干憧れちゃいました。
その後京大からすぐのところにある慈照寺銀閣へと行きました。
金閣に行ったことはあったのですが、銀閣へは行ったことが無かったのです。この日は雲ひとつない快晴で、気温もよく自転車での京都観光にはもってこいの気候でした。
写真は、銀閣へと続く「哲学の道」。一応考えている人のポーズです。笑
銀閣は朝から観光客でいっぱいで、さすが日本を代表する建造物と庭園だけあって見る者を魅了するほど美しかったことは言うまでもありませんね。順路を上へ登り京都市内と銀閣を上から一望できる場所があるのですが、そこで一眼レフを長々と構えているおじいさんに「いい写真は撮れたか～？」と声をかけられ、そこから写真についての会話がはずみました。
「カメラははじめっからいい物に手を出しちゃあかん。最初は少し物足りないくらいのものから初めて、使っているうちにもっとこうしたいとか、ここが物足りないということがだんだんと分かってきてから次のステップへ行くんだ。俺はそこで失敗したんや。」
全くその通りだな～、と共感しました。
外国人好きの僕は、1人で銀閣観光をしている外人さんに「写真撮ってあげましょうか？」と声をかけると、「Thank you so much!」と笑っていました。銀閣をバックにしたあの一枚が彼の思い出になるといいなあ。
そんな感じで、お昼前には銀閣を後にしました。
さてお昼ご飯は何を食べよう。協くんに聞くと、「がっつり食べるなら、この辺の学生がよく行く『James Kitchen』っていうハンバーグ屋さんに行こう！」と言ってくれたのでそこに行ったのですが、とても腹ぺこだった僕らはメニューにある「ライスすごく大盛り」を注文してみました。
それがこれ。どーん
さすがにおなかがふくれましたが、なんとライスのおかわりは自由だそうです。学生にはもってこいですね！ちなみにこのお店の名前は略すとJKなので、みんな「JK行こうぜ」と言うみたいですよ。
蓮華王院三十三間堂
次に向かった先が、蓮華王院三十三間堂なのですが、ちょっとその前に。あまりにも天気が良く心地よかったので、鴨川で一休み。すると水辺にいろんな鳥が飛んでいました。ちょうど望遠レンズを持っていたので、ここで使わずいつ使うんだ！ということで初めて使ってみました。初めてにしてはなかなかかな？一瞬だけバードウォッチングを楽しみました。
自転車を持って川の真ん中に行くというお遊びも。
三十三間堂に話を戻します。ここは高校の日本史の資料集で見たことがあっただけで、実際に行ったことはありませんでした。館内は撮影禁止でしたので、外から撮った写真しかありませんが、とても大きな建物でした。それもそのはず中には千を数える千手観音像がおり、国宝風神・雷神像を初めとする様々な慶派の仏像が並べられていました。湛慶を代表とする慶派ですが、安置されている千手観音像はすべて制作者が異なるため、体格や表情に微妙な違いを見せており最後までその細やかな表現の違いを楽しむことができました。宗教に興味はあるものの、とくにこれといって信者でもない僕ですが、さすがにあれだけの迫力を誇る仏像を目の前にするとなんだか自分が守られている気分になりました。拝観料は600円と少し高いのが難点ですが、それでも一度行ってみる価値はあると思います。
まさに京都の景観を残す町「祇園」
もしかしたら多くの人は京都と言えば祇園！と答えるのかもしれませんが、実はまだ行ったことがありませんでした。てことで提灯に明かりが灯る頃の祇園を見に行こうと、ペダルを少し漕いで到着しました。祇園がある四条通りは、先日8人の命を奪い去った大事故の現場だったので、なんとなく緊張しました。一本道を脇に入ると、雰囲気ががらっと変わって「京都」の町並みに変わります。幸いなことに桜が既に咲き始めており、とてもドラマチックな桜を見ることもできました。運がよければ、舞妓さんも見ることができたそうですが、残念ながら見ることはできませんでした。でも1つ新しい発見だったのが、祇園の佐川急便！見てくださいこの佐川急便、超クールじゃないですか？
（この写真、伊右衛門のCMみたいで好きです）
京都の特徴は、ただ歩いているだけで十分楽しめることだと思います。所々に情趣を感じることができ、日本人でありながらも「日本」を再発見できるかのようです。「あ～やっぱり自分は日本人なんだな～」なんて思ってしまいました。そういう安心感がある町なんですよね。とてもリラックスした気持ちで歩くことができました。
そうそう、実はお昼が食べ終わった後に、河原町にある「坂本龍馬・中岡慎太郎遭難の地」を見てきました。竜馬が結果的に最期を迎えることになった、近江屋の跡地です。今はサークルKになっていますが、今回竜馬巡りも旅行の目的のひとつとなっている僕にとっては、なんだか最初に最後をみてしまった感じですね。笑。竜馬に関しては、後ほどまとめていきたいと思います。
今は広島に向かう山陽本線の中で記事を書いています。今日23日から26日の朝までは広島に滞在する予定です！あ！海が見だ！
それでは。