自転車旅行を終えて。

実は今仙台の実家にいます。帰ってきてからいろいろとバタバタして、ちょっと間が空いてしまいました。

旅行の終盤は、友人宅でのパーティが重なり写真もあんまり撮ってません(/_;)なるべく端的にまとめていきます!

 

3月31日(12日目) 徳島〜和歌山(南海フェリー・藤目家)

時はちょっとだけ遡って3月の終わり。徳島のジェイク宅で迎えた朝は、いつもより少しだけのんびりしていました。

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午後すぐのフェリーで和歌山に向かうことになっていたので、ちょっと早めのお昼ご飯。せっかく徳島にいるので、徳島ラーメンを食べることにしました。向かったのは、「麺王」。結構有名なお店なので、もしかしたら名前を聞いたことがある人もいるかもしれません。僕は徳島ラーメンを初めて食べたのですが、博多ラーメンに限りなく似ていて、麺の硬さもハリガネやバリカタなどお好みでチョイスすることができます。味は博多ラーメンより若干こってり気味で、僕は好きな味でした。(写真がないのが残念!)

乗船するのは、徳島ー和歌山間を三時間ごとに結ぶ南海フェリー。フェリー乗り場まで周平君が見送りに来てくれました。徳島でも感じることができた友達のあたたかさに感謝です。

波に揺られている時間は2時間ほど。いよいよ本州に帰還しました。なんとなく安心した気持ちになりました。

この日は旅友の大雅くんの実家にお世話になりました。彼にとっては旅のゴールです。まるで何かの祝宴のように豪勢な夜ご飯と、頭を下げても下がりきらないほどのおもてなしに、嬉しくもあり、旅の終わりが近づいているようでなんとなく寂しい気持ちになりました。

とにかく、なんの苦労もせずにあったかい布団に入ることができました。実家って最高!!改めて、藤目家の皆さん、ありがとうございました。そしてごちそうさまでした!!

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4月1日(13日目) 和歌山〜京都(藤目家〜島田シェアハウス)

のどかな和歌山を去り、今までずっと一緒だった大雅君ともいったんお別れ。単身自転車をかついで和歌山から京都まで移動しました。数日前にも一度京都は訪れているので、再来という形になります。再び訪れた理由は、京都在住の高校の同級生の島田君がこの日、たくさんの人を招いてホームパーティを開いてくれることになっていたからです。彼は一戸建ての家を4人でシェアしていて、いつも自宅に多くの人を招いてパスタなどをもてなしています。そこで、この日もみんなでわいわい鍋パをしました。高校の同級生達をはじめ、他大学の友達もたくさん集まったので、いろいろと刺激的なことが多く、且つ僕にとっては自転車旅行最後の夜になったので気持ちよくお酒を飲んでとっても充実していました。本当に友達がいるっていうのは楽しくて、あったかくて、幸せなことだと感じました。

楽しかった自転車旅行もこの日で閉幕。翌日14時発の電車に乗り、およそ9時間ゆらゆらと揺られながら東京の自宅に帰還しました。あ〜ぁ、終わっちゃった。
 

日本はすごい。日本は狭い。

ちょこっと今回の自転車旅行を通して感じたことを振り返ってみたいと思います。

小見出しには、「日本はすごい。日本は狭い」と書きました。まああんまり深い意味は無いんですが、直観的に出てきた言葉です。そもそもなんで今回この自転車旅行をしようと思ったかというと、もちろん大学生特有の「ノリ」もありますが、何よりも「行ったことの無いところに行ってみたい。」と思ったから。高校の部活の遠征で、大阪や京都に行ったことはあったものの、それ以西には行ったことがありませんでした。これから、時間があればどんどん海外旅行に行きたいと思っている自分がいます。まずはその前に、国内でまだ踏まぬ地を踏んでおきたい。かねてから、大学生になったら坂本竜馬の生まれ育った高知に行くと決めてはいましたが、それが今回実現しました。

 

日本はすごいと思います。

 

高知県の端っこ、最寄りのコンビニは40㎞以上離れている室戸岬でも、インターネットが使えました。

県内どこを探しても支店の無い銀行のキャッシュカードでも、すぐそこのコンビニATMでお金を引き出すことができました。

海で隔てられた離れ島の四国から、実家の仙台までたった2日で宅急便や手紙が届きました。

日本中いたるところに線路が引かれ、乗り換え案内アプリで時刻表ぴったりの電車で目的地へ行くことができました。

自分が今どこにいるのか、目的地はどっちなのか、スマホを見ればすぐにGPSで分かりました。

今となっては当たり前のことかもしれません。それでもよくよく考えてみると、全く知らない土地にいるのにほとんど迷うこと無く、なんの苦労をすることも無く、旅行することができる。これってすごいことだと思います。改めて、日本という国は誇るべき素晴らしい国であることを知りました。

 

そして、日本は狭い。

 

別に今回日本を自転車で一周したわけではありません。西日本すべての県に行ったわけでもありません。でも、多くの県を自転車と電車だけで回ることができました。思えばおととい京都にいて、昨日東京にいて、今日仙台にいます。結構な移動距離ですが、電車と自転車だけで1日かからず移動することができます。これがロシアやアメリカだったら話が違いますよね。

日本には、本当に綺麗な山や、川や、海がたくさんありました。別に知らなかったわけではありません。でも自分の足で行って、自分の目で見た物はレベルが違いました。まさに、百聞は一見に如かずでした。

たくさんの人で賑わう道頓堀。

美しき日本の古都、京都。

圧倒的な存在感を示す紅の厳島神社。

大自然に囲まれたしまなみ海道と四国の道々。

 

もちろんこれらは素晴らしかったです。

でも、特に有名な名も無い小さな川や池、道ばたに咲いているチューリップなど、それこそ風情があるというものです。

日本は狭いからこそ、ちょっと電車に乗れば、すぐに行きたいところに行くことができます。そして新しい発見ができます。狭いからこそ魅力が凝縮されています。自分の足で行くと、その分感動も増します。ちょっと何が言いたいかわからなくなってきましたが(笑)、とにかく、日本の知らないところにひょこっと行ってみてください!それが可能なくらい日本は狭いし、それでいて絶対に価値があると思います!

相変わらずまとまりが無くだらだらと長くなってしまいそうですが、最後にこれだけは伝えておきたいです。

今回ブログの中で幾度となく友達のあたたかさについて触れてきました。これは本当に感じたことです。日本全国いたるところに友達がいて、その地に行ったときに迎え入れてくれることほど幸せなことは無いと思います。僕が英語を話せるようになりたい大元の理由もこれです。日本中、世界中にたくさんの友達が欲しい!そしてその友達みんなを大切にしたい!

旅行には関係なさそうに見えて、意外と今回強く感じたことです。

今回泊めてもらったみんな、案内してくれたみんな、一緒にご飯に行ってくれたみんな、そして一緒に旅をしてくれた大雅、本当にありがとうございました。

今度はみんなが東京に来たとき、また一生懸命おもてなしします!!!

 

西日本自転車旅行、これにて完結!!!

あ〜ぁ、本当にやってよかったな。

 

おしまい

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