文科省主催、キャロライン・ケネディ駐日米大使やJKT48が明治大学で「留学支援」イベント

せっかくアメリカ留学をするので、これから留学ネタも取り上げていければと思います。

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少し前になってしまいますが、3月28日に明治大学の駿河台キャンパスで、文科省主催の「トビタテ!留学JAPAN」という留学キャンペーンのトークイベントがありました。イベントには、キャロライン・ケネディ駐日米大使をはじめ、下村文部科学大臣、ミスユニバース2007の森理世さんや、JKT48のメンバーも参加しました。

希望者全員に配布された同時通訳レシーバー

希望者全員に配布された同時通訳レシーバー

以下のグラフを見ればわかるように、2000年から2010年までに日本人学生の留学生のみが年々減少傾向にあり、中国やインドはものすごい勢いで伸びています。2000年には13万人だった中国の留学生は2010年には60万人に増えています。(日本:赤、中国:水色、インド:黄色)

「新入社員のグローバル意識」という話題も興味深かったです。「世界中どこでも生きていける」という人が増えている一方、「日本以外無理」という人も増えており、新入社員の意識に二極化が起きているそうです。

もはや全世界において「英語ができるのは当たり前」の時代で、3カ国語、4カ国語話せる人もざらにいます。なぜなら単にツールとして必要だから。日本人はその危機感がなさ過ぎる。世界と戦うことを料理に例えたら、日本人は材料はあるのに包丁もフライパンも無いといった状況でしょうか。政府は2020年までに高・大学生の留学者数を倍増する計画(高:3万人→6万人、大:6万人→12万人)を立てており、これから様々なイベントを実施していくようです。

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留学生を交えてのパネルディスカッションもありましたが、内容的にはそこまで掘り下がったものではなく、基本的にはプレス向けのオフィシャルなイベントでした。

 

留学生が減っている理由

img_0979留学生が減っている理由としてあげられていたのは、1.留年する可能性があり、就活に遅れる。2.経済的理由、3.英語教育、大学教育などの教育問題、でした。

CMもAKBを使っていたり、個人的には、留学しようよってイベントにアイドルを使う意味がわかりませんでしたが、結局は上のような理由もあり経済援助がメインとなる企画のようです。

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僕の中では、はじめから留学することが大学での目標だったので、どんなにお金がかかろうと借金してでもしたいって思っていたのですが、やっぱり経済的理由で断念する人は多いみたいですね。このプロジェクトでそれが改善されるといいです。

就活に遅れるっていう理由にはあまり納得がいきませんでした。留学するくらいなら、そのくらいのリスクは負える自信があってもいいと思います。僕は大事にしている言葉が1つあって、明治大学卒でカリフォルニアに暮らしている古賀洋吉さん(@yokichi)の「安定を求めることこそが最大のリスクだ」という言葉です。普通に就活して就職するという安定こそが、実は最大のリスクなのかもしれません。(悪いと言っているのではありません。)

以前の記事、「自分に悩むことがあったり、明確な目標が持てないときは、とにかく「環境を変えること」に全力を注ぐといいと思う。」でも書きましたが、新しい環境に飛び込むことで新しい自分が発見できることってたくさんあります。僕は大学1年生の時のフィリピン留学がまさにターニングポイントでした。あそこに飛び込んでいって、得た知識、できた繋がり、英語などなど、フィリピン留学が無ければ今の僕は無いと思います。

留学には就活に遅れることのリスク以上に得られるものがあると思います。あとは、自分がいかにそれを最大限活用するか。

僕も一日本人学生として留学しますが、自分と同じ学生の方にはどんどん留学して欲しいです。