国内(九州)ヒッチハイク合計5台のまとめと感想。

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23日から4日間の九州旅行では、県をまたぐ移動はすべてヒッチハイクでやろうと決めていました。特にヒッチハイクじゃなきゃいけない理由はありませんが、交通費の節約にもなるし、新しい出会いもあるしとにかくやってみたかったので勢いでやりました。

具体的なやり方や感想を少し書いてみます。

 

別府IC→鳥栖IC

知り合いに何人もヒッチハイクを経験したことがある人がいたので、なんとなくやり方は聞いていました。僕らははじめ、別府ICの数百メートル前の道ばたに立ち、「福岡マデ」と書いた段ボールを高々と上げました。すると開始から20分ほどで、看護師さん3人組が声をかけてくれ、乗せてくれました。話を聞くと、1度僕らを通り過ぎた後にまた戻ってきてくれたようです。


▲ここ。

DSC04918-1024x679▲こんな感じでした。
 
このときのポイントは以下の4点。

 ・初めてだったが、恥じらいをすべて捨てた。
 ・運転手さんの厳しい視線を愛情と思った。
 ・運転手さんひとりひとりに思いっきり手を振った。
 ・全力で最高の笑顔を作り、時に全力で歌った。

 

このときの感想は、とにかく乗せてくれた3人がハイテンションで、福岡までの数時間をずっと笑って過ごし楽しかった。その日は最高の青空で、気温も高く、休日のドライブって感じでした。ヒッチハイクって、熱意と気持ちが大事だなーと実感しました。3人ともありがとうございました。

 

鳥栖IC→金立SA

福岡に1日半ほど滞在し、この日は長崎に向かいました。鳥栖ICは佐賀県ですが、長崎自動車道や九州自動車道がちょうど交差しているところなので、行き先を絞って車を捕まえやすいと考え、そこまでは電車で移動しました。

▼ここ
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お昼過ぎに長崎自動車道の入り口付近のローソン前に立ち、初日と同じやり方で「長崎方面」と書いた段ボールを掲げました。しかしこの日は30分ほど立っても捕まらず、次の予定が迫っていたのでローソンに停まっていた長崎ナンバーの車に直談判に行きました。すると作業服の運転手さんが親切にも、金立SAまでなら送っていくと言ってくれたのです。

 

このときのポイントは以下の3つ。

 ・行き先のナンバーの車に注意した。
 ・コンビニなど、車が立ち寄りやすい場所の付近でやった。
 ・「あれ、これ無理そうかなー」と思ったら、直接直談判に行った。

 

身分と目的と行き先を伝えれば、意外に親切に乗せてくれるものです。日本人も捨てたもんじゃないと思います。見た目は少しぶっきらぼうな運転手さんでも、「乗せてってやるよ」という一言に愛を感じました。本当に感謝です!

 

金立SA→長崎IC

さて金立SAで降りたのが午後の3時半。一応5時に長崎駅前で友人と会う約束をしていました。やばい、すぐに探さなきゃ!……ここで奇跡が起きました。車を降りてお礼をした数秒後、背後からおばさんが「長崎に行くんかい?」と声をかけてくれたのです。僕は勢いよく、「はい!!!!」と返事をしました。すると奥から旦那さんが来て、「乗っていけ!」と言ってくれました。

おおおおおおおおおお!!!

まるで神様のようなご夫婦でした。結経金立SAでスタバもご馳走になってしまい、自宅は長崎ICより15分ほど手前の諫早ICというところでしたが、わざわざ長崎駅前まで送ってくれました。それも17時ぴったりに。もう感謝のしようがありません。

詳しく話を聞くと、旦那さんも学生時代に何度かヒッチハイクの経験があるとか。若いっていいなー!と何度もおっしゃっていたのが印象的です。

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このときのポイントは以下の3つ。

 ・ヒッチハイクをしていると、時に運が味方して神様キャラを与えてくれた。
 ・自分も過去にヒッチハイク経験がある運転手さんは想像以上に優しい。
 ・行き先を書いた段ボールは、常に手に持っているのが良い。

 

今回ヒッチハイクをして本当に良かったと思った瞬間でした。一生忘れないと思います。ありがとうございました!

 

長崎IC→鳥栖IC 

長崎に正味3日間滞在し、この日は夕方18時までに大分に帰らなければいけませんでした。しかし天気はあいにくの雨。ヒッチハイクができるか不安でしたが、やるしかありません。電車と徒歩で高速道路付近まで行って、車の止まりやすいバス停の横で例によって「福岡方面」の段ボールをかかげました。

しかし30分経っても捕まりません。天候のせいか、運転手さんたちの表情も曇り空で全力の作り笑顔もあえなく散りかけていたところでした。

後方から1人の男性がやってきて、「福岡行くんか?おいどんも今から行くぞ」と言ったのです。「乗せてください!」雨足も強まっていたので藁にもすがる思いでした。

彼は商品ディスプレイ会社のトラックの運転手でした。初めて背の高いトラック乗りました。

 

この時のポイントは以下の2つ。

 ・雨の中必死にやってる感を出した。
 ・なるべく車が止まりやすい場所でやった。

 

彼はよくヒッチハイカーを乗せてあげるそうで、息子さん娘さんの話から、東南アジアの話まで、幅広い話題で盛り上がりました。福岡方面と大分方面で分岐する鳥栖ICで下ろしていただきました。ありがとうございました!

 

鳥栖IC→別府湾SA

鳥栖JCTは本当に入り組んでいるので、鳥栖ICで降りると、まずは大分自動車道の入り口付近に移動しました。

恥じらいも完全に無くなり、すぐに「別府方面」の段ボールを掲げました。この道路も、路側帯が広く車は止まりやすかったと思います。輸送トラックが圧倒的に多かったので、初めから大分ナンバーのトラック狙いでした。

すると20分ほどで、1台の13tトラックが100m後方で停車してくれ、乗せてくれました。さっき乗ったトラックよりも遥かに車高が高く、眺めが良かったです。

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この時のポイントは以下の3つ。

 ・初めからターゲットを絞った。
 ・運転手さんの瞳をこれでもかというくらい見つめた。
 ・最後の力を振り絞って、満面の作り笑いとジャンプをした。手も振った。

 

しかしこの運ちゃん、とんでもないどヤンキーエロ親父でした。笑

会話は終始「もしも可愛い姉ちゃんをヒッチハイクで乗せたら…」とか、田舎魂溢れるどす黒い冗談を連発して笑わせてくれました。

そんなこと言って、根はすごく優しいくせに…。「トラックの運ちゃんはみな優しいだろ?」の一言が心に残っています。ありがとうございました。

 

こうして、4日間移動距離およそ460km、合計5台のヒッチハイク旅行を終えました。
 
総まとめとしては、

 ・ヒッチハイクは思った以上にできる。
 ・乗せてくれる運転手さんは、ジャンルはそれぞれだけどみんないい人。
 ・人の暖かさを感じられるいい機会だった。
 ・ヒッチハイクが得意な人は、恥じらいを捨てられる人。
 ・熱意と思い、時に運が大事。

 
です。機会があれば特に学生の方はやってみることをオススメします。