外国人に喜ばれる東京都内のおすすめスポット5選

先日NHKラジオの方からブログに連絡をいただき、カウチサーフィンについて話して欲しいとのことだったのですが、今回は残念ながら流れてしまいました。感覚としては、観光客と現地の人の距離は縮まってきている認識が広く生まれつつあると思います。

そこで前回書いた「今、外国人観光客が求めている旅行スタイルとは」に関連して、僕が彼らを家に泊めるときに、どこに連れて行っているのか何人かに聞かれたので書いておきます。

今回挙げる5つの場所は、僕の経験から、連れて行ったときに最も「いい反応」が見られた場所です。普段日本という「内部」にいると、外国人観光客にとって何が非日常なのかなかなか気づかないものです。でも、僕なりに「これは日本でしか体験できないんじゃないかなー?」と思う場所に実験的に連れて行くと、外国人がどこに目をつけるのかがわかって心の中でひとりワクワクしてたりします。

この記事も、「外国人になったつもり」で読んでみて欲しいです。

 

1 古着屋

下北沢の古着屋街

下北沢の古着屋街

世代やスタイルにもよりますが、東京の古着屋は結構喜ばれます。25人をホストして10人弱くらいは、おすすめの古着屋はどこにあるのか聞かれました。おそらく、日本のように「古着をセレクトして売っている」お店が海外にはあまり無いんだと思います。「ロンリープラネットTOKYO」にコラム的に渋谷のRagTagが紹介されているので、RagTagで買い物をしてくる人が多い気がします。一緒に行ったのも含めて、渋谷、原宿、下北沢、高円寺、キャットストリート、アメ横は人気で、結構高いものまで袋いっぱいに買い込んでいる人もいました。靴を買いたいと聞かれることも多く、古い靴は捨ててくれと置いて帰ったゲストもいるくらいです。

 

2 デパ地下

松屋銀座のデパ地下

松屋銀座のデパ地下

デパ地下は日本らしいですよね。包装の丁寧さとか、試食の豊富さとか、おもてなしの心で溢れています。以前ブラジル人を連れて行ったときに、総菜の種類の多さに驚いていたのと、和菓子を試食させてくれる店員さんに感動していました。普段デパ地下なんてあまり行かないのですが、隣に目をパチクリさせて驚いている外国人がいると、どうだすごいだろ!とちょっと誇らしくなります。日本のデパ地下はすごいです。

 

3 土風炉(とふろ)銀座一丁目店

以前訪日観光客向けのWebメディアのMATCHAでも「本当に地下2階!?江戸の街並みを肌で感じられる居酒屋「土風炉」銀座一丁目店」という記事で紹介しましたが、ここはおそらくすでに10回くらい行っている居酒屋です。

地下2階に下りるとすぐに、江戸の町並みが広がっている。

地下2階に下りるとすぐに、江戸の町並みが広がっている。

メインの通り。赤い橋がシンボル。

メインの通り。赤い橋がシンボル。

基本的に外国人は居酒屋に連れて行くと喜びます。なので、僕はここ以外にも上野御徒町の串揚げ屋や魚民などの普通のチェーンにも連れて行きます。

この土風炉に関して言えば、内装にものすごく力を入れているので日本人が行っても面白いです。お店に川が流れていて、その川の上の席が特におすすめです。

御徒町とかで喜ばれるのは、スーツを着たサラリーマンが大声あげながら飲んでいるシーンが見れるからです。日本のサラリーマンが居酒屋に群がっていることを、既に知っているので実際に見ることができて嬉しいんだと思います。

魚民などのチェーンに関しては、「飲み放題コース」の存在と「注文用のタブレット」があることに興奮してました。

 

4 電気屋

ヨドバシアキバのカメラコーナー

ヨドバシアキバのカメラコーナー

僕はいま秋葉原に住んでいるので、 必然的に秋葉原を一緒に歩いて回ることが多いのですが、一般的に電気屋はすごい喜びます。特にカメラの本体やパーツに目が無いです。というのも、カメラは世界的に日本のメーカーが主流ですが、アメリカやヨーロッパで買おうとすると日本の倍近くの値段が付いてしまうんです。だから、日本旅行に照準を合わせて日本で購入していくパターンが多いです。実際に、この間ホストしたフランス人がCanon EOS 5D MarkⅢと、SIGMAのレンズを購入して、めちゃくちゃはしゃいでました。

僕も東南アジアを回っていたときに、家電量販店という形態のお店はありませんでした。秋葉原なんて電気屋の塊なので、電化製品に目が無い人にとってはパラダイスのような感覚なんだと思います。

 

5 つけ麺屋

 つけ麺大。並・中・大・特大の値段が同じなのもびっくりするみたい。

つけ麺大。並・中・大・特大の値段が同じなのもびっくりするみたい。

「ラーメンは自分の国でもいつも食べてるから」、もしくは「ラーメンはもう食べた」と言われて、違う日本食が食べたいと言われることがあります。でも僕の気分は麺だから、よし、それならつけ麺にしよう!と言うと間違いなく「What’s つけ麺?」と返ってきます。つけ麺の発祥は東京ですよね。だから東京にはつけ麺屋が多いのですが、彼らにとって、つけ麺ははじめて食べる日本食です。そもそも「食券を買う」こと自体日本ならではですが、あのコシのある太麺を、思いっきり音を立てて食べる日本人を見ていつも目をまんまるくしています。

 

以上、5つのスポットを紹介しました。もし外国人をホストする機会があれば、連れて行ってみてください。新鮮な発見があると思いますよ。