Facebookの誕生日機能に違和感を隠しきれないから書いてみた。

Facebookの誕生日機能って、とっても便利ですよね。友達の誕生日を覚えていなくても、勝手に通知して教えてくれるし、誕生日メッセージがきっかけで久しぶりにご飯に行ったり、なんてこともあるようです。

でも、この誕生日機能に違和感を感じざるを得ないのは僕だけでしょうか?

時と場合によりますが、僕は最近あまりFacebookで誕生日おめでとうメッセージを投稿していません。少し前までは、当たり前のように送っていましたが。

とっても便利なFacebookの誕生日機能のおかげで、「誕生日を祝う」ということがすごく簡易化されてしまった気がします。それどころか、祝う祝わないの境界がわからなくなったり、私は送ったのに相手は送ってくれない等でイラッときてしまうこともあるようです。参考記事 ⇨ Facebookで誕生日を祝われる時、「イラッとしてしまうこと」ランキング|lifehacker

 

デコメールの消滅

以前(といっても僕が中学生くらいの時なので5〜6年前)は、誕生日が来ると「デコメール」を作ってわざわざ0時ぴったりに送ったり、何件誕生日おめでとうメールが来るか結構わくわくしました。メールで誕生日メッセージを送ると、FacebookなどのSNSに比べて他人に見られることが無いため、「プライベート感」がありますよね。「わざわざ私のために時間を割いて誕生日を祝ってくれている」という感覚です。

しかしFacebookやLINEなどのSNSが誕生したことにより、そもそもメール事態が消滅しつつある。他人とのやりとりがすごーく簡易化されて便利になった反面、一通一通の重みが無くなりました。

よく目にするメッセージは、‘誕生日おめでとう!○○○○!’もしくは‘Happy Birthday!○○○○!’という2ステップのもの。

あけおめメールが発達したから年賀状が無くなった、というのも似たような流れなので、新しくて便利なものが古いものを駆逐するというプロセスは世の常ですが、ここで言いたいのは「重み」の問題です。

 

コメントが来た、来なかった等の問題が多発

参考記事 ⇨ Facebookの誕生祝いについて によれば、ある友人同士は誕生日メッセージのやりとりをFacebook上でしているのに、私には来なかった。親友だと思っていたのに… のようなくだらない書き込みがありました。少なからずこういう風に思っている人はいると思います。まあSNSなんてネット上の軽い付き合いだから、リアルの関係が大事。と割り切れる人であればいいかもしれませんが、上記のような人がいることも事実です。

添付したライフハッカーの記事にもあるように、そういう問題でストレスを抱えている人もいるようです。

せっかくの嬉しい誕生日なのに、余計なことでイラッとしたくないですよね。

 

1、2度だけ、もしくは全く会ったことの無い人から誕生日メッセージが

これは人によってFacebookの友達の作り方が異なるので、一概には言えませんが、関わりの薄い友達も何人かFacebookにはいるはずです。でもそんな人から一言の誕生日メッセージが来る。なんだか、どう返していいのかわからなくなります。本当におめでたいと思っているのかわからないし、あまり嬉しいとも思わない…

それって、なんか気持ちのいいことじゃないよなーと思ってしまいます。

 

タイムラインに書き込むのは、他人への主張

そもそも誕生日メッセージをタイムラインに書き込む必要は無いのではないでしょうか。何件メッセージが来たかカウントするわけでもあるまいし、少しねじ曲がった見方かもしれませんが、なぜタイムラインに書き込むのかといえば、単に楽であるとう理由の他に、「私はちゃんとお祝いしているよ!」「私はこの人と関わりが深いよ!」という他人への主張なのかもしれません。

 

毎日誰かの誕生日で祝うの大変!

友達が365人以上いれば、単純に考えて1日に1人以上は誰かが誕生日の可能性が高くなります。そのたびに、Facebookから「今日は誰々さんの誕生日です。誕生日メッセージを送りましょう」っていう通知が来る。その人の誕生日を知ることができたり、同じ誕生日の人を発見できるという点では面白いかもしれませんが、「この人には送る、この人には送らない」というような境界がよくわからなくて、僕はすごく面倒に感じてしまいます。

誕生日って、逆にしっかりと差別化されているべきだと思うんです。お祝いすべき人、しない人、のように。でないと、とりあえずタイムラインに投稿するというただの一連の流れに従って「こなす作業」になってしまいます。価値が全然感じられません。

それだったら、最初から「友達全員に送る」か「友達全員に送らない」に決めてしまった方が楽だしいいのかもしれません。

 

いいこともたくさんあるけれど…

もちろん、友達の誕生日を忘れない(そもそも覚えなくて良いという見方では、いいことなのかわかりませんが)という点や、誕生日メッセージがきっかけでご飯などリアルの出来事に繋がったり、久しぶりに近況報告をしあったなどといういいこともたくさんあります。

それでもやっぱり、うーーーんと考えてしまう誕生日機能。

僕がひねくれているだけなのかな。誕生日を祝ってるんだから、嬉しいありがとうHappyで済ませればいいのかもしれませんが、なんだかすっきりしないんですよねこの誕生日機能。

だから、たまに友達が複数人でやっている誕生日パーティの写真などを投稿すると、お!おめでとう!とこっちまでHappyな気持ちになります。やっぱり誕生日パーティにまさるお祝いはないですね!

僕は、本当にお祝いしたいという人にはもちろん実際に会ってお祝いしたり、個別にメールを送ったり、Facebookでも個別のメッセージでお祝いしたりしています。

なんだか帰結のないとりとめのない話になってしまいましたが、とにかく、Facebookの誕生日機能は便利な反面、考えてみれば違和感を覚えてしまうところがたくさんあるので、よく考えて使わないと相手に不快感を与えてしまうかもしれないということです。

大切な方の誕生日があったので、少し立ち止まって考えてしまいました。あしからず。