「フィリピン留学」が主流になった今だからこそ、絶対に忘れてはならない3つのこと。

最近は、格安の短期英語留学といえば「フィリピン」というのが当たり前になっています。僕がなぜこの記事を書こうと思ったかというと、単純にこの1週間で何回もフィリピン留学について聞かれたから。おそらく10人くらいに聞かれました。それくらいフィリピン留学は沸騰しています。

でも、少し強調して言うとそれだけ「当たり前化」してきたフィリピン留学だからこそ、他人よりもいい影響を受けてくるべきだし、無駄にはして欲しくないと思ったので、自戒の意味を込めて絶対に忘れてはならないことを書いていきます。

僕は2012年の8月と9月に、フィリピンのCNE1という語学学校に2ヶ月間通いました。大学生はちょうど春休みなので、これから行く人もいるし、夏休みに考えているという人もいましたが、まあとりあえず読んでみてください。

 

フィリピン留学の成功は、日本での準備で決まる。

僕は過去の記事でも何度もこのことには触れていますが、フィリピン留学に限らず全ての留学は行く前にどれだけしっかりと準備をするか、つまり基礎固めをするかで格段に違いが生まれます。

「行けば話せるようになる」は絶対にありえません。それは、既に留学する動機付けの段階で負けていると思います。「なんのために」「どれくらい話せるようになりたいのか」この2つの目標をしっかりと自分の中で定めてから行くことで、留学中のモチベーションは全然違います。

もちろん、英語のスキルに関する具体的な準備も必要です。日本でできることに、わざわざ時間とお金をかけてやる必要はありませんよね。

具体的な準備内容に関しては、こちらの記事をご覧ください。参考書なども詳しくまとめています。

関連記事⇨フィリピン留学に行く前に《準備編》

 

フィリピン留学の成功は、帰国後に継続するかどうかで決まる。

これは最も難しいことですが、結局フィリピン滞在中に高めた英語力を、ずっと維持していられるかどうかで留学の価値が決まります。これはフィリピン留学に限った話ではありませんね。そもそも英語を話せるようになりにフィリピンに行くことがメインの理由なわけで、帰ってきてしばらくしたら英語なんて全く話せませんではただの旅行と同じです。

でも、日本で英語を維持するのは結構難題です。実際に、留学経験者で「え?本当に留学したの?」というような友人を何人も見ています。

それでは、せっかくの長期休みを費やして行く意味がありません。

「フィリピン留学に行きました」というステータスには、これっぽっちの価値も無いのです。フィリピン留学はあくまでも手段。大切なのは、フィリピンで伸ばした英語力でこれからどんなことに活かしていくのかだし、日本にいる間にどういう形で英語力の維持&向上を図っていくのかに注力することだと思います。

 

ここからは参考までに。

僕も日本にいる間に僕なりの努力をして英語力の維持&向上に努めています。

まずは英語の試験を受けること。TOEICやTOEFL、IELTSでも英検でもなんでもいいと思います。何か具体的な目標を決めて継続して勉強しています。

2つ目は英語の使える仕事をすること。アルバイトのワンシーンで英語が使えるか使えないかで全然違います。

そしてカウチサーフィン。これは僕のマイブームですが、家に外国人をホストしている間は100%英語なので英語力の維持にはなります。

他にも、朝英語の会や海外の友達とのSkype、映画やTED、音読など、考えれば意外と道具は揃っています。

 

英語は「tool」のひとつに過ぎないということ。

これは最近、僕なりにすごくすんなり落とし込めている部分です。「英語はツールの1つに過ぎないから」と誰かによく言われることはあると思いますが、結構その本質を理解するのって難しいんじゃないだろうか。

わがままかもしれませんが、僕はTOEICやTOEFLで英語の能力を客観的に測られるのがすごく嫌いです。だってそれって、僕の英語をスキルとしてしか見てもらえてないから。もちろん、一定の技能を測るためには必要なことですが、そればかりに熱中することにすごく違和感を感じます。

たとえば、就活や何かの選考で聞かれるTOEICの英語力って単にどれくらい英語で読み・聞きができるかだけで、コミュニケーションツールとしての英語は見られていない。

人と人との会話の中で求められているのは、相手の息づかいに相づちを打つ上手さとか、相づちの豊富さとか、機微をうがつレトリックや言い回しとか、反応の早さとか流暢さとか。実際の会話にはそういうことの方が重視されていて技能としての英語は二の次だと思うんです。

つまり、英語の本当の楽しみは、技能検定の問題や合格通知とにらめっこして喜んでいることじゃなくて、世界中の人と会話ができるようになるということ。世界中の人と友達になれるツールを手に入れたということ。

せっかく英語を勉強しに行くんだから、つまらないテストや就職のことよりももっと世界に目を向けてみると、「英語は世界と繋がるただのツールなんだ」ということが理解できるようになると思うんです。そうすることで、大切なのは英語力じゃなくて、その先にある「自分という人間の魅力」なんだということに気づきます。結局、ツールは本当はなんだって良くて、たまたま世界言語が英語だったってことに気づけるようになるんですね。

それがわかれば、英語を勉強する楽しみが2倍にも3倍にもなっていきます。

 

以上、僕の考えるフィリピン留学の鉄則みたいなものをまとめてみました。これからフィリピン留学に行かれる方々には、ぜひ有意義な時間を過ごしてきてほしいです。そして、ぜひお話共有しましょう!

 

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