駅前留学ならぬ「自宅留学」!? カウチサーフィンを利用すべき5つの理由【ホスト編】

Couchsurfing_logo

カウチサーフィンのメリットに関して、自分が海外旅行する際の【ステイ編】に続いて、日本旅行者をホストする立場から書いていきます。最近秋葉原に引っ越して、今までよりは人を呼んでも恥ずかしくないようになったので、ホストを始めました。 理由としては、留学前に日常生活に英語を取り込むことが最も大きいのですが、それ以外にもかなりいい刺激になっています。

関連記事
【超簡単】旅のスタイルを劇的に変える、「カウチサーフィン」の効果的な使い方

 

1.日常生活に英語を取り込める。

まずはこれ。カウチでホストをしたかった一番の理由です。昔、英会話のNOVAの広告で「駅前留学」というキャッチが流行りました。NOVAが駅前ならカウチは「自宅留学」です。それもタダ。

僕は、2012年の夏にフィリピンに語学留学に行って、気づいたことがあります。それは、留学や英会話というのは一時的な英語力アップの効果はありますが、持続性は自分の努力次第ということです。世の中には、留学や英会話に行く人はたくさんいます。とってもいいことです。しかし、毎日英語で会話をしている日本人はそれほど多くはいないと思います。英語を継続して学び続けたい思いはあるのに、1人ではなかなかモチベーションを維持できませんよね。でも、語学の習得には継続が一番です。

そんなときに、英語しか話せない旅行者をホストすれば、家の中でのコミュニケーションは必然的に英語のみになります。自分でモチベートできないなら、強制的にそういう環境を作り出せばいいのです。 また、自分のウィークポイントを発見することもできます。僕らにとって当たり前のことを英語に直して説明するのは、なかなか難しいことです。

たとえば、築地に行っても「白子」や「あん肝」の単語はわからないし、「居酒屋」と「レストラン」の違いを説明するのも一苦労です。 英語環境作りに、カウチはもってこいなわけです。

 

2.自分の街の、新しい発見ができる。

これもかなり大きな理由です。せっかく日本に来ているのだから、僕にしか案内できないような「僕なりの日本」を紹介したい。そうすると、意外とプランニングに精を注ぐことになります。だって、スカイツリーや東京タワーに行き、回転寿司を食べて帰るなんて日本人の僕がいなくてもできますよね。もちろんそれらをプランに含めることは必須だと思いますが、ちょっとだけ僕なりのスパイスを加えたい。そうすると、猛烈に自分の記憶を蘇らせたり、リサーチします。

そしてついに、僕も行ったことのない新たなスポットを発見することができます。

また、旅行者というのは意外と現地の人も知らない情報を持っています。そんなのどこから持ってくるんだ?という気もしますが、そこにくっついていくと僕も新しい体験ができます。例えば、長野県の地獄谷や表参道の社交ダンスクラブだったり、汐留の広告とマーケティングの資料館だったり。結構面白い場所をチョイスしてくるので、現地の僕にとっても面白いです。事実、僕はゲストが築地に行きたいと言い出して初めて築地に行ったりもしました。

初めての築地

初めての築地

 

3.日本文化を再確認できる。

日本文化って言われても、以外とピンと来ないですよね。日本文化を、とりわけ日本にしか無いものと考えてみると、日本で生活のほとんどを暮らしている僕にとって、当たり前のこと過ぎて日本特有のものかどうかわからないことがあります。それを再確認できるのもカウチサーフィンのメリットです。

直近ではたとえば、「音を立てて麺をすする」とか、「無印良品」とか。無印はMUJIとして海外展開しているとは言え、初めて見る人にとっては、非常に洗練された商品が揃い、かつ安いというパラダイスのような空間のようです。音を立てて麺をすすることは、日本特有のことだと聞いたことはあっても、それを面白がって見る彼らの目を見ると、「よーし、もっと気合い入れて音を立ててやろう」とちょっと張り切っちゃいます。

IMG_4590-1024x682

僕は、買い物とかファッションとかの意味では無く、少し哲学チックな意味で渋谷のスクランブル交差点がすごく好きなのですが、必ずあそこに連れて行くと、「東京ってすごい街だろ!」と誇らしげな気持ちになります。こうして改めて日本特有のものに客観的に触れることって、忘れちゃいけないことだと思うんです。

IMG_9569-1024x682

 

4.ゲストの国について知ることができる。

カウチのリクエストはアメリカ、アジア、ヨーロッパ問わず本当に世界中から来ます。この間は、カタールに住んでいるメキシコ人をホストしました。彼は、カタールに住みながらドバイの大学に通っていると言っていました。カタールなんて、名前こそ聞いたことはあれどどんな国なのかはほとんど知りませんでした。でも、彼が詳しく教えてくれたおかげで、物価や人々、宗教など最低限の知識を得ることができます。こういう機会が無ければ、もしかしたら一生その国について考えることは無いかもしれません。

ゲストの国を知ることができると共に、そこに行く理由ができます。単にゲストと再会したいから。ホストした人たちはいつも「今度はShinがうちにおいでよ!国を案内するし、ホストするよ!」と言ってくれます。海外旅行をする際に、その国に自分の知り合いがいるというのは結構心強いことです。困ったときは助けてくれるし、新しい友達も増えるかもしれません。そういう繋がりが、生涯の楽しみになるのだと思っています。

 

5.「朝英語の会」でチューターをしてもらえる。

これは僕個人の話ですが、僕は今「朝と英語と珈琲と」という朝活グループを主催しています。早朝にカフェやパン屋さんに集って英会話をするものですが、結構たくさんの方が参加してくださっています。ただ、日本人の英語コミュニティだとどうしても刺激やフィードバックを得づらいことがあります。

そこで、僕は、ゲストをホストする代わりに必ず朝英語の会に参加してくれるようにお願いしています。僕としては非常にありがたいのですが、ゲストとしても、「日本人とお話ができる」と喜んで参加してくれます。お互いにこんなにいいことずくめのサービスは他にありません。

 

以上ホストする側のメリットをまとめましたが、なにより実際に体験してみるとわかると思います。ただ人を泊めるだけではなくて、実際にはそれの何倍もの恩恵が受けられると思います。もし興味があれば、ぜひやってみてください。 もう既に、僕の体験をお話ししてカウチサーフィンに登録した人が数名います。このブログを読んでホストしてみたよ!って方がいらっしゃいましたら、教えて頂けると嬉しいです。

 

こちらの記事もセットでどうぞ

海外旅行で、カウチサーフィンを利用すべき5つの理由【ステイ編】

【超簡単】旅のスタイルを劇的に変える、「カウチサーフィン」の効果的な使い方

朝の時間を有効活用!朝に英語を勉強する会「朝と英語と珈琲と」をはじめました。